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会話の部分で多数になる場合 頭にキャラの文字を入れました


例、 玄「こんにちわ」 みたいな感じです


-------------------------------------------------------


「ばあちゃん、飯」


「あいよ できてるよ」


「うぃー」



日課を終えダンジョンへいく準備を進める


ふと三羽の兎を思い出し、親分にちょっと悪い事をしたかなという罪悪感から 人参を3本リュックに詰めた


ダンジョンへいってみると昨日はいなかった1~4階に少数だが、兎の姿があった


5階に入ると兎もそれなりにいるようだ


ちなみに通常種と思われる兎達からは叔父御と呼ばれ頭を下げられる


悪い気はしなかった


一羽の兎に話かけ親分の居所を聞くと案内してくれた


6階へ続く階段のあるフロアの隅にある隠し通路を通され小さなフロアにでた


「叔父御、親分はあそこです、では失礼します」

ペコっと頭を下げ淡い色のついた兎は来た道を戻っていった


こちらに気づいたのかフレミーとアルゴが頭をさげた

親分はもう平気そうだったが、名前は呼ばないように気をつけよう


玄「三羽そろってなにやってんだ?悪だくみ?」


フ「叔父御、いま下の狼共との抗争の事で話し合ってやした」


ア「一ヵ月前ほどから下の狼共が上の階へ上がってくるのです」


玄「それがどうかしたのか?」


フ「叔父御、これは縄張りを賭けた種族の戦いですわ」


親「で、兄弟今日はどうしたんだ?」


玄「兄弟・・・・・?」


親「いや、フレミーが兄弟盃を交わしたのだから、そう呼ぶべきだってな・・・」


玄「ま、いいか・・・ これお土産」


リュックから人参を三本取り出す


玄「一羽一本ずつな」

そういって三羽に一本ずつ渡す


親「なんだこれ?」

人参を手に持ち、眺め、匂いをかぐ



玄「いや 兎の好きな食べ物ってこれかなって?」


親「いや 俺たち魔物は食べ物なくても魔素さえあれば生きて・・・・」


フ「うーーーまーーーいーーーぞーーーーーーー!!!!!!」

親分の話の際中なんの警戒ももたないフレミーがかじっていた


それをみてアルゴもかじる

「・・・・・うまっ・・・・」モグモグ

二羽の反応をみて親分も口に運ぶ


親「サクサクとした食感、コクがあって濃厚な・・そしてこの懐かしい味・・・・・こいつは一体・・・」


玄「人参です。」


三羽はすばやく完食し満足感に浸っていた


玄「じゃあ 俺狼倒してくるから またな」


親「兄弟待て、この人参ってのをまた持ってきてくれ」


フ、ア「叔父御」


三羽がウルウルした目でこちらを見てくる・・・・


玄「それ台所からもってきた奴だし、いま野菜高いしなぁ・・・・・」


少し考え


玄「種なら安いから 持ってくるからそれ育てれば?」


親「種・・・?種もうまいのか?」


玄「いや、食うなよ・・・」


簡単に人参の栽培方法を教える


玄「食べると全部なくなっちゃうから、半分は花が咲くまでまって種を取り出せば 無限に・・・・」


三羽「無限に・・・人参が・・・・」


親「よし、育てよう いますぐ育てよう」


フ、ア「親分!!」


冗談のつもりで話をすすめていたが

すでに涎を垂らしている三羽をみて、日の光がないから育たないかも とは言えなくなってしまった・・・・


まぁ ダメなら定期的に人参もってきてやればいいかな?と楽観的に考えていた


親「じゃあ いますぐ種を・・・」


玄「明日な?今日は下いくから・・・・それにすぐには育たないぞ?」


三羽は耳を下げしゅんとしていた


玄「じゃあな・・」


俺は小さなフロアからでて狼達を相手にするため下の階へ



親「うまかったなぁ・・・・」


フ「儂ももっと食いたい・・・・」


ア「・・・・ゴクリ・・・」


玄一のいなくなったフロアで先ほどの人参の味を思い出す三羽・・・・



そして7階に足を踏み入れ 


狼達を倒していく・・・順調にスキルも使わず10階までいく


11階への階段の前で少し考える


次降りて狼以外の魔物だったらどうするか・・・・望月家のダンジョンは違ったが


ダンジョンによって魔物が変わるタイミングが違う


いま現在は6階まで兎だが、以前は5階まで もし5階刻みだったとすると次の11階で魔物が変わる・・・・・


もし変わっても逃げればいいか・・・・


望月家で鬼から逃げきれた実績が・・・・望月家ダンジョンで一階で倒れたのを思い出す・・・・・じ、実績はない!!


よし帰ろう



家に帰るとばあちゃんに人参の事を聞かれたので、ベータカロチン不足のため 三本食べた事を伝えた


見る目が完全にアホの子を見る目だった。 あんたの孫なんですけど・・・


早めに帰ってきたため夕食前に時間があったのでチャリにのり、村の商店へ


自分のための菓子類と、兎達との約束の種を買った


面白半分で人参以外にもカブ、小松菜など色んな種類の種を買った 野菜そのものより安い・・・財布にやさしい



-------------------------------------------------------


「ばあちゃん、飯」


「あいよ できてるよ」


「うぃー」


食事中ばあちゃんから明日から出かける話をされた


そもそも長期不在になるから望月家から帰ってこいといわれてたのを思い出した


なんの用事か聞くとダンジョン関連という事だけわかった


ばあちゃんが使う棚に封筒を入れておくからもしものときは開けろと言われた


緊急連絡先が入ってるそうな


別に連絡先なら御大層に封筒にいれなくてもと思ったが返事だけはしておいた



日課を終えダンジョンへ


早速5階へいき隠し通路を抜け小さなフロアへ


暇そうにしていた三羽に話かけると、種の事を思い出したように急にテンションをあげる


種を植えても大丈夫そうな場所を聞くと フレミーが一階に水場がある事を教えてくれた


三羽を連れて一階へいくと、興味をもった兎達もついてきた



玄「水場も近いしこの辺に植えるか・・・・じゃあ土を耕さないと・・・鍬もってきてないわ」

 

親「ん?耕す?」


玄「こう地面を掘り返して、土をやわらかく・・・・」


親「おう!わかった お前ら手伝え」


すると興味をもってきた兎達が親分の指示に従い手で地面を耕していった


玄「あ・・兎だもんな・・・・穴堀りとかするもんな・・・・・」


親分以外全兎で地面を耕す あっという間に耕し終える


種を袋から出し 一粒一粒 等間隔で植えていく


そして水を撒こうかと思ったがジョウロもなにも持ってきてない事に気づく


色々と忘れすぎだろ・・・・俺・・・・・


それを親分に伝えると


親「よし、お前ら水を撒くぞ!!」


兎達が水場にいきそれぞれ畑に水をやろうと頑張っていた


中には小さな手で水を運ぼうとするもの


「あ・・・・」水をこぼしてしまいもう一度水場へ


口に水を含み運ぼうとするもの


「あ、親・・・・」口からダバー


見ていてちょっとほっこりした・・・・


ジョウロは後で納屋に古い物があるので持ってくるとして


とりあえずこの場は種の入っていた袋をつかって水を運んでもらった


兎達はすでにウキウキした顔で畑を見つめていたが、すぐにはできない事を伝えるとがっかりした様子だった


むしろあの三羽はいいことだけ伝えて、時間がかかる事伝えてないんじゃあ・・・


5階へもどり畑の管理仕方を教える  先日伝え忘れた 日が無いこと、芽がでなかったらあきらめる事も伝えた


その後ダンジョンの下の階へいく


そして今日も10階へ


11階の階段のフロアにつくと狼と熊が戦っていた・・・・・



もしかして・・・・11階から・・・熊ですか?・・・・


俺の住んでる所はド田舎で熊がでるような事があると集団下校になったりしたものだ


鈴とかもランドセルにいつもついていた


幼いころから熊の危険性を説かれた俺としてはあまり戦いたくなかった


フロアの入り口から双方の戦いの様子をみつつ


心の中で狼頑張れ、狼超がんばれと応援していた



狼達も奮戦していたが最後の一匹がやられてしまった


だが熊の方も、ただではすまなかったようだ



手負いなら 逃げれば追ってはこないか・・・


どちらにしろ将来的に戦う事になるのならば 手負いの今がチャンス


フロアの入り口からフロアに入る


熊もこちらに気づき 威嚇をする 大きな体で手負い 必死の威嚇であろう


あれ?威嚇されているのにまるで威圧みたいなものを感じなかった・・・・


違和感を感じ 思い返してみる・・・・・


望月家ダンジョンで見た鬼、望月のハゲ親父


「あー」

納得した。

鬼でももっと凄かった あのハゲ親父には足元にも及ばない アレらと比べたら屁でもない事に気づいた


熊の必死の威嚇にはそれぽっちしか脅威を感じなかった


多分、屁をこく余裕すらある


こちらから仕掛ける


振りかぶる手をよけ相手の横をとおる際足を斬る 熊が振り向く 頭を斬ろうとするが 熊も反射的によけ


致命傷にはならなかった だが片目は切れたようだ


目えを斬られ暴れまわる熊に同じように逆側の足を狙いにいく


振りかぶった手は避けられたがもう片方の手が当たってしまう とっさに片手で受けた


かなりの衝撃だったが骨が折れているような感じではなかった


むしろこの程度で済んだ事に驚く、間合いを取り直し もう一度構える


受けた手の感覚を探るが問題はなさそうだ 


衝撃だけでいえば この前の親分の方が・・・・? あれ? もしかして兎の親分のほうが強い・・・?


そんな事がふと頭をよぎる


スキルを解禁し、『超躍』でくの字で相手の後ろに回り込み 背中に一撃を入れた


熊は死にはしなかったがその場に倒れ  起き上がらなかった


もうすでに自分の死を受け入れた様であった   少し間をおき、首に一撃を入れ勝負を決めた

 

多分下の階から熊が相手になるのだろう、手負いであったとはいえ倒せた事で下に降りる自信につながった


ただ鬼やはげ親父のせいで威圧に対する変な物差しを得てしまった事に今になって驚いた


「今日はもう戻るかな・・・・」

「プッ・・・・」


尻が返事をした


帰り際先ほどの一階の畑を様子を見に寄ってみると兎達が溢れていた


「叔父御」「叔父御」「叔父御」兎達が呼んでくる


玄「どうしたんだ?こんな集まって・・・」


するとフレミーがいたようで

フ「叔父御、芽がでてきやした、これで大丈夫なんですよね?」


玄「は?」


言ってる意味がわからなく兎達をかき分けて畑をみてみるともうすでに芽がでていた・・・


芽に触ってみると間違いなさそうであった


フ「叔父御?どうですか?」


玄「いや、こんな早く芽はでないと思うけど・・・・まぁ ちょっと様子見かな?」


フ「そうですか・・・・」


玄「とりあえず土の様子みて管理してやって}


フ「へい」


玄「じゃあ また」


フ「叔父御がお帰りだ、おめえら道をあけろ」


なんで芽がでたのかわからないが、ダンジョンは元々わからない事づくしなので深く考える事をやめた


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ここまで適当に書いてきましたが途中おかしい所、間違いがある所がありましたら教えていただけると、ありがたいです。よろしくお願いします





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