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乙女王子瑠依  作者: 緋吹 楓
5/5

現実世界に機械仕掛けの神は現れるの?

あらすじ

着替え中に部屋に突撃されるし、気持ちの整理をする余裕もないし、

ほんとに大変!

入学から1週間が経ち、桜の花びらが足元を埋め尽くす。

高校デビューを華麗に決めたルイは案の定クラスのムードメイカーになっていた。

柔らかな物腰とにこやかスマイルにはクラスメイトの誰もが流されていた。

私はというと、ただ、普通に普通を塗り固めていた。

ルイの幼馴染だからって何かの標的にされるのはゴメンだ。

だから、ルイと関わるのは家だけにしようと決めたのだ。



そんな事を胸に刻んでいると、唐突に耳元から声が聞こえる。

??「江崎ちゃーん、何読んでるのー?」

鞠奈「わわっ、浅見さん!?」

浅見「あ、驚かせちゃった?ごめんなさいねー」


この子は高校に入ってから初めて出来た友達の浅見佳奈さんだ。

なんだかマシュマロみたいな性格の子だ。


浅見「それで、何読んでるのー?」

鞠奈「えーーっと・・・」

正直本を持ってきていたのは、読みたいからじゃない。

ルイのことをなるべく考えないようにしたかったからだ。

この本の題名すら憶えていない。

何と言葉を返そうか悩んでいると、浅見さんが見るねー。と言ってブックカバーを捲ってきた。

浅見「あ、これ知ってる、[現実世界に機械仕掛けの神は現れるのか]だね~。」

え、そんなにタイトル長かったの、この本。

鞠奈「有名な本なの?」

浅見「デウス・エクス・マキナを題材にしてたのに内容は真逆の悲しいものだったから印象に残ってたの。」

鞠奈「そのデウス・エクス・マキナってどういう意味なの?」

浅見「演劇の世界での、どんな物語もハッピーエンドにしてしまう魔法の手法なんだって~。」

鞠奈「魔法ねぇ・・・」

そんな都合のいい話があればどれだけ楽か・・・

鞠奈「そんな魔法があれば今頃は・・・」

浅見「今頃は?」

鞠奈「・・・んーん、何もないよ。」

危ない、あともう少しでポロッてしまいそうだった。

私は本を閉じて立ち上がる。

浅見「どこ行くのー?」

鞠奈「ん、ちょっとトイレ。」

浅見さんも立ち上がる。

浅見「んじゃあたしも行くわー。」

まぁ、いいか。



そうして、私が浅見さんと親睦を深めている中、ルイにも新しい友達が出来ていた。

それは1階の男子トイレでの出来事だった。



僕は幾ら格好が女子だとしても男子には変わりはない。

喉仏だって出てるし、ウィッグを付けないと髪だって短い。

それでも、僕には女装をしなければならない理由がある。

まぁそれは置いといて、女装をするとさまざまな壁が出てくる。

そのひとつがトイレ。

女子トイレに入る訳にもいかないが、男子トイレに入るのも若干勇気がいるものだ。

まあ最近は慣れてきて、すんなり個室まで駆け込めるようにはなったのだが。

トイレに誰もいないことを確認して、個室に駆け込む。

用を足し、いつも通り素早くトイレから出て行く・・・はずだった。


ルイが手を洗う為に蛇口に手を掛けた瞬間。

??「ヒャッホーーーーーーーーーーーーー!!」

と、叫ぶ男子生徒がトイレの空いた窓から勢いよく飛び出してきた。

瑠依「?????」

そこにはただ、困惑して固まったルイとしりもちをつきながら大笑いしている男子生徒のふたりがいた。


取り敢えず落ち着きを取り戻したルイがその男子生徒に話しかける。

瑠依「えっと、大丈夫ですか?」

??「ああ、驚かせてもうた?ごめんな!」

瑠依「い、いえ、それより、どうしてトイレに飛び込んできたんですか?」

??「いやぁ、噂の新入生がトイレにおったからな、ほんまに男か確かめたろか思てん。」

瑠依「えぇ、それなら普通に扉から入ってきたらいいんじゃ」

??「こういうのは派手さが大事やろ?」

瑠依「はぁ・・・」


ルイ、流されっぱなしである。


三井「俺は三井って言うねん。三井芳輝。よ・し・き。2年や。」

瑠依「え!先輩だったんですか!?」

三井「恋町君やろ?仲良くしよなー。」

瑠依「は、はい。」


ルイ、正直乗り気ではない。


三井「で、どっちなん?性別。」

瑠依「男ですよ、女装してるだけです。」

三井「へー、男の娘かー、ええなー、俺はどっちでもいけるかもしれんわー。」


ルイ、ドン引き。


三井「冗談やーん!そんな顔せんと仲良くしよな?な?」

瑠依「まぁ、よろしくお願いします。」


こうして、ルイにも気楽に話せる友達が出来たのであった。

どうも緋吹 楓です。

読んでいただきありがとうございました。

だいぶ時間経ってすいませんでした。

失踪するか悩みましたが、書きたいものは書きたいんです。

お許しください!

次回もよろしくおねがいします。

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