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1 プロローグ
プロローグ 《その日》
家に帰るとそこには目を疑うような光景が広がっていた。 「う、嘘だろ」
父、母、妹3人とも全身血まみれで倒れていた
だが3人とも微かに息をしているようだった。父がこっちを見て何か言おうとしていた
「……げ、ろ」
救急車を呼ばなければ
動揺のせいか指が震えて番号を押せない
やっとつながったその瞬間
「ガタン」
2階で何か物音がした、びっくりした俺はスマートフォンを落としてしまったので急いで拾おうとしたが
「あっあれ?」
しゃがんで探したが落としたはずのスマートフォンが見当たらない。何かおかしいしゃがんだままふと天井を見上げると そこには・・・