覆面パトカー ・・・時は金なり・・・
時間を惜しむゆえ、余計な時間をとられる人間
たった1分の為に、一生を台無しにすることもある
俺は、高速道路をCDのボリュームを上げ考え事をしながら、
追い越し車線を130~140キロでず~と走っていた。
ふとバックミラーを見ると、パトランプをこれでもかというぐらい回転させながら、
覆面パトカーが追いかけて来るのがわかった。
(やられた><)
俺は減速しその覆面パトカーの後ろについた。
リアウインドーの電光掲示板に[パトカーの後ろにつけ!]という文字が点灯している。
しばらくすると、インター出口が見えパトカーは車線変更して降りようとしてるのがわかった。
俺も着いていこうとしたが、パトカーの助手席から警官が腕をだし大きく上下に手を振っている。
俺は、本線と出口の間で止まり考えた。
(ん?巡回はここで終わるから行って良しということか?違反ならその場で止めるはずだ。)
急いでるしめんどくさいし、俺はそう解釈して本線を走り出した。
するとパトカーがブレーキをかけ止まったのを見た。
(やっぱり違反だったのかよ!紛らわしい合図すんなよ!)
その後俺は、
(違反だったら通知がくるだろう。その時潔く処分をうければいいや。)
(いや、もし逃亡ということになれば逮捕か?それはまずい!)
(逃げたわけじゃないし、紛らわしい合図するのが悪いと言い張るか、、、)
などと考えながら走った。
いずれにしても逃げたんじゃないということは伝えておくべきだと思い、
二つ目のSAに降りて車の中で110番した。
「事件ですか?事故ですか?」
「いや、事件でも事故でもないんですけど、、、」
「どうしました?」
「高速道路の上りを走ってて、覆面パトカーに誘導されたんですけど、
本線を降りずにそのまま走ってしまったんで、調べて欲しいんですけど。」
「どの辺ですか?」
「○○付近です」
「こちらはT県警ですから、そこは管轄外ですので、F県警に聞いて見てください。」
(めんどくさいな~)
結局F県警から折り返し電話してもらうことにした。
電話番号を伝えようとしたら、わかってるとのこと。(なるほど、110番した時点で記録されるのか。)
数分後、F県警からTELがきた。事情を話すと、
「その時間帯は、うちでは走ってないですね。」
「白の覆面ですけど。」
「白だとT県警なんですが、、、」
(なんで、わかんねんだよ!)
「違反だったら調べはつきますよね?」
「はい、今確認とってみます。」
調べがついたらTELさせることにした。
「○○さんですか?特に手配も出てないようですし、おそらく注意止まりだったと思います。」
「あとから通知がきたりしませんか?」
「はい、大丈夫です。」
「あ~、そうですか。お手数かけました。」と俺は安堵した。
「いえいえ、安心してスピード出さないで走って行ってください。」
(なんだ!紛らわしい!でも、よかった^^)
その後、俺は遅れた分を取り返すために、スピードを上げて走った。
時は金なり
みなさんは、くれぐれもスピード違反をしないように^^
おわり
どうしようもない結果は、運。
しかし、日頃の行いと良心で悪い運も遠ざかる。