LC版『Joanna Balsamo Little Cagliostro』-6
「綾花!」
ワーボワールのヌイグルミ達と魔法少女達を牽制しつつ、銀河は舞台の上の綾花に何かを投げ渡す――!
「……? これって……?」
渡されたのは、何かの機械のようだ。
「スターフェザー――星羽も使っているウィルメイル装備マシンだ。一応、お前の望む形になるように調整をしてある――」
「えっ! って、事は……」
綾花はその機械をよく調べる――
「これがスイッチ、みたいだね!」
カチッ!
綾花は迷うことなくスイッチを入れる!
『Will Mail Standby - Version ”Nadesiko”』
機械からそういう音声が流れてくる――
「ええっと……それじゃあ、いくよ…………………」
そこで少し固まってしまう綾花……
「ねぇねぇ綾花ちゃん、こう言うのはどう?」
見かねた瑠璃が綾花に耳打ちする。
「いいね、それ! それでいくよ!」
綾花は、ほんの少し焦りながらそう言った。
「いくよ! 聖柩開錠!! 化身!! 撫子化生!!」
『Ok! Lady Go!!』
機械が発光し光が綾花を包み込む。
「やれやれ……じゃあ、俺達も……」
辰羅は黒子の衣装を脱ぎ捨てる。
「私達も行くよ!」
「了解! ……決め台詞とポーズは忘れずにね!」
続いて瑠璃と魅咲も魔法少女の衣装を脱ぎ捨てた――!!
「『妖気掌握』」
「『祈力全開』」
「『術式解除』」
「「「化身」」」
「戦」
「忍」
「巫女」
「「「化粧!!」」」
光り輝く3人――!!
「古来より時代に抗いし天逆衆の妖術師が末裔――ブシレンジャー……御陵辰羅!!」
ビシッと……仕方なくポーズと決め台詞を取る辰羅!
「星々の位置より未来を詠み説く星占部の血を受ぎし巫女少女――ミコレンジャー……翡翠瑠璃!!」
喜々としてポーズと台詞を高らかに決める瑠璃!
「祖より受け継がれし忍びの技――ニンジャレンジャー……新浪魅咲!!」
やるとなったらしっかり決める魅咲!
「……追加戦士、聖柩を使う少女――ナデシコレンジャー……神城綾花!!」
上手く決め台詞を考えられなかったが、ポーズはきちんと決められた綾花!
「「「「4人が奏でる和の志!!」」」」
そして、唱和する4人!
「和風戦隊!!」
「「「「ヤマトレンジャー!!!!」」」」
「魔法少女の運命を強引に変えるために、ここに堂々見参!!」




