表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
8/119

S版その1-3

「天逆衆が一人、ヤミゴロモ……!」

 上から下まで完全に真黒な衣装に身を包んだ何者かが、一年C組の教室に降り立つ。

「そろそろ決着をつけようと思っていた。なぁベル・ホワイト」

「なにアレ?」

 瀬里奈が怯えた目で漆黒の乱入者をみる。

「かのじょ!! かのじょ!!」

 疾風は何も変わっていなかった。

「魔法少女を倒し、この学校に我ら天逆衆の拠点基地を開発する。それがこのヤミゴロモが役目……覚悟してもらおうか……魔法少女ベル・ホワイト!!」


 ボウッ!!


 闇の衣をひらめかせ、黒いエネルギーを作りだす!!

「くらえ! 『ダークボンバー!!』」


 ギュオンッ!! ドオン!!


 ヤミゴロモの放った攻撃が教室を震わす!!

「キャアアア!!」

 瀬里奈が悲鳴を上げる。

「くぅ! 『シールド』!!」

 パラパラと落ちる破片から気絶している女の子達を守るために、ベル・ホワイトが防御魔法を使う。

「逃げて!!」

 ベル・ホワイトが瀬里奈に言う!

「他人の心配とは余裕だな!!」

 すべるようにベル・ホワイトとの間合いを詰めるヤミゴロモ!!

「逃がすつもりはない!! おとなしく俺の彼女になれ!!」

 疾風がすごい勢いで瀬里奈の後ろに回り込む。そして、蜘蛛の糸を吐き出す!!

「いやぁぁぁぁぁっ!!」

 疾風の吐き出した蜘蛛の糸が瀬里奈を絡め取ろうとする――!!

「大丈夫!?」

「よそ見とはっ! 余裕だな!!」


 バシッ!!


 ヤミゴロモがベル・ホワイトのマジカルソードを弾き飛ばす。

 それは偶然にも、瀬里奈の方に飛んできた。


 パシッ……


 意識せず、マジカルソードをつかむ瀬里奈。


 シャラララン!!


 突然、マジカルソードが光り輝く――!!

「え……!?」

「何っ!?」

 ベル・ホワイトとヤミゴロモが驚愕の声を上げる!!

「……これは……魔力……まさか、君はワーボワールの!?」

 パクが瀬里奈を見上げる。


 シャン!!


 瀬里奈は、光が増したマジカルソードを振い、疾風が吐き出した蜘蛛の糸を散らす!!

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ