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最終決戦~魔法少女を取り戻すための戦い~-8

「天逆衆!!」


 バシュバシュ!!


 魔法少女トゥインクル・アロア/風祭かもめの攻撃を、


「ハッ!!」


 バキ!


 辰羅は真正面から打ち返す!!

「まったく――なんであの先輩は天逆衆を目の敵にしているんだろうね。 星占部ってわけでもないだろうに――」

 辰羅の中では星占部は瑠璃のイメージが強い――だから過去に何があろうと敵という感じがしないのだ――


「それに、風祭先輩は星占部って訳じゃないだろし……」


 だが、かもめの攻撃は、天逆衆に怨みを持っているようにしか見えない――


 ブンブン!!


 魔法の剣を振り回し、辰羅を襲うかもめ!!


 ズ……――!


「手応え! あ……り……?」


 剣は確かに新羅を貫いた――はずだった――――が……


 スゥ……


 新羅の姿がかき消える――その一歩後ろにもう一人の辰羅が現れる――

「『幻体分離』……」


 バキ!!


 辰羅はそのままかもめの剣を蹴り飛ばした!!

「いったい何で天逆衆にそこまで怨みを持ってるの?」

「……私はね、星占部を守る防人の一族の末裔なの……」


「ハァ?」


 防人――星占部の守護者といえば、皇賀忍軍が有名だ。だが、そう言う忍者以外の一般守護者っていうのもいたという話を聞いたことがある―――


「あれ?」


 辰羅はフト、疑問に思う――


「……魔法少女って異世界ワーボワールで産まれた女の子がこの世界に避難してきた存在なんだろ? この世界の防人の一族であるはずないじゃん」

「へ……?」

 かもめは辰羅に言われて初めてその矛盾に気づいたみたいだ。


(ま、魔法少女はワーボワールの連中に騙された女の子達だから、矛盾点があったとしてもおかしくないだけど)


 辰羅は懐から一枚の札を取り出す――

「悪いけどその矛盾の謎解きは後やってもらう――俺には説得なんて無理だから捕縛させもらう―――『縛呪』!!」


「――!?」


 辰羅の札から出現した黒い触手が、かもめの動きを完全に封じてしまう――


「あとは、超常自衛隊の皆さんの仕事だな――」

 

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