Happy Xmas
短編小説第21弾
サンタさんは
来てくれる..?
「サンタさんに
何お願いしようかなぁ」
君が可愛らしく言うから
「サンタさんは1年間
お利口にした人の所しか
来ねぇよ」
ちょっと意地悪したくなった
「ちゃんと1年間
お利口にしてたもんっ!」
もんっ!だって
こいつ可愛すぎだろ
だからもうちょっと
意地悪したくなった
「俺にはそう見えなかったけど」
「だ、大丈夫だもんっ!」
何が大丈夫なのか謎だけど
「..可愛い」
「ふえっ」
思わず抱き寄せた
「サンタさんが来なかったら
俺がお前のサンタさんに
なってやるよ」
「本当っ?」
「おう、お前の欲しいもの
なんでもやるよ」
「じゃあ..」
「なに?」
「10年後も、100年後も、
大好きな彼氏と一緒に
過ごせる時間をくださいっ」
真っ赤になりながら
そんなことを言う
「それは無理だな」
「そっか..」
瞳が微かに揺れる
ちょっと意地悪しすぎたかな
「彼氏としては無理だけど..
旦那としてならいいよ」
すると大きな瞳に
涙が溜まる
「俺と結婚してくれますか?」
耐えきれなくなった涙は
頬をつたい始める
「返事聞かせて?」
「..よろしくお願いしますっ」
「ありがとう」
これからは
君だけのサンタとして
ずっと側にいるよ
─聖なる夜の
温かいひと時─
久々更新です◎
これは結構前から
温めてた作品です(´`)
もうクリスマスイブか..
作者は独り身なので
クリスマスは友達と
クリパします(笑)
ここまで読んでいただき
ありがとうございました!