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十一から十五
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去らばだね 開けた背中 慕い合い 確かな背丈 束ねた薔薇さ
さらばだね はだけたせなか したいあ(い たしかなせたけ たばねたばらさ)
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終すがらか 墨色選び 名は蜷に 花弁エロい 自ら課すよ
よすがらか すみいろえらび なはにな(に はなびらえろい みずからかすよ)
※ よ-すがら 【夜すがら】 夜じゅう。夜通し。
蜷 たけのこ状をした、淡水産の巻貝。かわにな。みな。
にえ(贄/牲)、にれ(楡)、にわ(庭)
13
晴れ舞台 尼寺借りた 妻だった まったり空手 間合い狂れば)
はれぶたい あまでらかりた つまだっ(た まったりからて まあいたぶれば)
14
白百合が 酔ってから 余技は乱れた 身は清らかで 強がり揺らし
しらゆりが よってからよぎ はみだれ(た みはきよらかで つよがりゆらし)
15
どついたれ もう潮時か 恥かくか 詩は書き通し 埋もれた何時と
どついたれ もうしおどきか はじかく(か しはかきとおし うもれたいつと)




