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裁かれる者 汝 裁くなかれ テンプル騎士団の生き残り

エルサレムの神殿跡地に本拠地を構えたテンプル騎士団

騎士ユーグ・ド・パイヤン達 九人の騎士達の護衛団が始まり

 

サラデイン達のとの戦争を経て エルサレムから去りゆき やがて時は流れて‥

今はこの地 仏蘭西のパリで 王国の職務と金庫番を兼ねた職務をこなしていた。

巡礼者たちの手持ち金を守る為の手形発行に

当時の人質達の身代金がそれらが金庫番への始まりの由来


だが‥


テンプル騎士団との不和に騎士団の財産

フランスの王は添付r騎士団を糾弾して破壊


拷問の末に団長たちは火刑に処される。


生き延びた者達もいる 国外に逃れさえすればあるいは有力な大貴族たち


だが、追われる身には変わりない


悲鳴 悲鳴 悲鳴 罪なき者達への惨たらしい拷問


これが代価か?焼かれる者達の絶叫 悶絶する最後の悲鳴

呪いの言葉を残したとも 


騎士団のタンブル(テンプル)搭はもうない


「ジャック・ド・モレー総長様」男は涙をそっと流す。


「生き延びろ!」「逃れるのだ!」「騎士の誇りはまた取り戻せる!」

騎士団の生き残り、逃れた者達 

仏蘭西王に操られる教皇にも弾劾されて逃れる場所は?



富める者達も貧しき者達も 権力者の意向 強者の意のままに‥

そう、彼等次第なのだ 息をひそめ 

情けにすがって生き延びれるのであれば幸いなのか?


貧者の群れの中に潜み 飢えに寒さに 暑さに 

中には過酷な中で病んでゆき 壊れつつも どうにか、あえぎながら生き延びて‥

そうして時の果てに 素性を隠して他の騎士団に身を寄せた者 遠い地へと去った者


何があったのかを知っていてもどうする事も出来ずに僧侶の服を纏った者


「随分と早くにフィリップ4世(美男王)

仏蘭西の王は死んだものだ それも次々と王子たちも死んで

ついにはカペー王家の直系は絶えたか 血を持つ傍系の者 ヴァロア家の者が

王になったが」

彼は静かに白くなった自らの髭を撫でながら呟く。


汝裁くなかれ・・聖書の文言もまた呟いた。



時が流れゆく 秘密を抱えた者達も世を去り 時は移ろい 

ヴァロア家から傍系のブルボン王家 


哀れなるルイ16世一家が最後に閉じ込められたのは その場所は 幽閉されたのは

王家を守っていたタンブル(テンプル)騎士団の塔


貧しき者達 巡礼者達を守り支えていたテンプル騎士団


更には運命に翻弄された

幼き罪なき皇太子 ルイ17世が短き生涯を終えて



造詣が深かった皇帝ナポレオンはテンプル騎士団の為に祈りを捧げ

名誉を回復したという





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