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エピローグ


 そっと、家を出る。

 といっても誰もいないから意味のないことだけれど。

 僕たちの娘は学園で幸せになる。

 君が愛している学園だから。

 あの子も学園に愛される。

 大丈夫。

 全て僕の思うまま。

 きっと君は怒るだろう。

 そして。

 赦すだろう。

 受け入れ。

 認め。

 それが君だから。

 家を出て数歩、歩いて。

 場所がかわる。

 ここは僕のお気に入りの場所。

 五脚の椅子にかこまれた台座の上に、輝く石。

 手を伸ばす。

 

 ここが始まり

 ここが全て


 目を開けると、絶壁の崖。

 いまの僕のいる場所。

 ああ。

 明日はあの子が来る日だ。

 何を用意しようか。


 鼻唄が響く。

いったんここまで。

アベリアの一年間でした。

シリーズにしています。

次は「名前を呼んでください」

よろしくお願いいたします

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