第5話 恐ろしすぎるんだけど?
第5話 恐ろしすぎるんだけど?
同じ高校に進学し、いちゃつきながら
青春を謳歌し、同じ大学に入り支え合い
ながら滝都は首席で、日菜未は普通に
卒業した。滝都と日菜未はそのまま結婚し、
滝都は27歳で起業する。滝都の会社、
「株式会社超都」は起業後瞬く間に
成長し5年も経たずに年商1500億を超える。
社員は滝都が直々に選抜した精鋭200人。
滝都と日菜未はかなり裕福な生活を送ること
となった。
「あなた、そろそろ子供欲しくない?」
生活が安定してきたため、最近は日菜未が
求めるようになった。
「そうだな。」
子供を作る"妊活"なるものを始めることと
なった2人。そこから僅か10日ほどで
妊娠を確認した。
「やった〜!赤ちゃんができた〜!」
2人して大喜びする。
「さて、子供も出来た事だし。」
何かを言い出す滝都。それに疑問を持つ
日菜未。
「何?」
「まあ、まだやらないけど子供が
産まれたら俺は議員になろうとおもう。」
な、ななななんで?と大きく取り乱す
日菜未。
「俺はこの超人能力を使って世界を
変えたい。そのために国会議員になる。」
恐ろしすぎるんですけど?と呟く日菜未。
「あくまで子供が産まれた後になるから
まだ大丈夫だよ。」
「ま、まあそうなんだろうけど。」
「あんまり子供と日菜未に構えなくなる
けど必要だと思うんだよね。」
日菜未の事を心配しつつもこの国のことを
案じている滝都。
「でも、あなたがやらなきゃだめなの?」
「ああ。逆に俺にしかできない。」
日菜未の疑問に当たり前かのように答える
滝都。
「そ、そうね。超人のあなたにしか
出来ないわね。」
滝都の言葉に理解を示し、応援すると決めた
日菜未。これからは国会議員の妻になる
のね。と少し期待もする日菜未。
考え方が恐ろしくなってきた滝都。滝都は
世界を支配するために大きく動き出したの
だろうか。超人はその能力故にやらなければ
ならない使命があるのだろうか。次回、
俺だけ超人な世界第6話 可愛いすぎるん
だけど?
第5話 完