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93 金髪幼女と幸せゲージ


 九十三話  金髪幼女と幸せゲージ



 結局その日は正義ぶった痴女……エマのノーパンドリームランドに魅了されたオレは杉浦に制裁をする気がガクンと落ちたのでおとなしく帰宅することに。 学校を後にした……のだが。


 ーー……マジか。


 校門を出てからもエマはずっとオレの後ろから離れず。

 そのうちにオレの家のあるマンションの前までたどり着いてしまう。



 「おい、いつまでついてくんだよ」



 このままだと家に入られかねないと感じたオレは我慢の限界からエマにツッコミを入れる。



 「ーー……え、なに言ってんのダイキ」


 「なに言ってんの? ーー……じゃねーよ。 こうしてお前ここまで付いてきてんだろうが」


 「いや、エマのお家このマンションにあるんだけど」



 エマは眉間にしわを寄せながらマンションを指差す。



 「ーー……え?」


 「え?」



 「「ええええええええええ!!!???」」



 ◆◇◆◇



 「あー、ベルナールさんね! うん、上の階に引っ越してきてたよ」



 夕食時。 優香が思い出したように上の階を指差す。



 「え、そうなの?」


 「うん。 あれはおじいちゃんたちの家から帰ってきて割とすぐに挨拶来てたから……確かちょうどダイキその時出かけてたんじゃないかな」


 「出かけてたっけ……」


 「出かけてたよ。 私覚えてるもん。 出かけるときはソワソワしてたのに、帰ってくるなりニヤニヤしてすぐに部屋に引きこもってたじゃない」


 「ーー……あぁ、そういえば」



 あれだ、ギャルJK星から貰った黒パンツに匂いをつけてもらいに行った時だ。

 まさかあのタイミングで挨拶に来ていたとはな。



 「そういえば挨拶に来てた時、小さな女の子1人だけだったけど……何人暮らしなんだろうね」


 「さぁ……」


 「でもまさかダイキの同級生だなんてね。 だったらこっちからも挨拶に行かないと」



 夕食を食べ終えた優香がスッと立ち上がりどこかへ。



 ーー……なんか嫌な予感がするのは気のせいだろうか。



 「ダイキー」



 ほらね。


 優香が部屋から帰省した時に余分に買ったお土産の和菓子をオレのところに持ってくる。



 「まだ夜もそんな遅くないしさ、これベルナールさんのところに持っていってあげてよ」


 「え」


 「いいでしょ、同級生なんだし。 ついでにベルナールさんのご両親もいたらよろしく伝えておいてよ」


 「ーー……はい」



 あまり気は乗らなかったがその後オレは優香にベルナール家の部屋番号を教えてもらい、お土産を持って教えられた部屋の前へ。


 外国語で話してこられたらどうしようと不安に駆られながらも扉横に設置されたインターホンをそっと押す。



 ピンポーーン



 「あーーい」



 可愛らしい声とともにガチャリと扉が開かれ、隙間からエマを幼くしたような見た目のショートカット金髪幼女が顔を覗かせる。



 「だーえ?」


 

 うわああああ……!! 目がクリクリで上目遣い!! 可愛いんじゃああああ!!!

 オレは心を必死に落ち着かせながら小さく深呼吸。

 目線を金髪幼女に合わせる。



 「エマさんいるかな?」


 「エマおねーたん?」


 「うんエマおねーたん」


 「ちょっと待っててえー」


 

 金髪幼女はニコッとオレに天使の微笑みを向けると両手を広げてクルッと回転。

 「おねーたーん」と叫びながら部屋の奥へと走っていく。



 やっべええええええ!!! バチ可愛な外人幼女最高ですわああああ!!!!

 

 

 お土産の箱を持つ手が興奮のあまり震える。

 そしてしばらくするとドタドタと激しい足音が。



 ガチャリ!!



 「ちょ……ちょっとダイキ、何の用なの!?」



 先ほどの金髪幼女と同じくエマが扉の隙間から顔を出してオレに尋ねる。



 「いや、用っつーか挨拶を兼ねてこのお菓子を……」


 「ちょっと入って!!!」


 「えええええええ!?!?!?」



 突然扉の隙間から飛び出てきたエマの手に掴まれたオレは半ば強引にエマの家へ。

 その時気付いたのだが、エマはどうやらお風呂中だったようで体を白いバスタオルで巻いている状態だった。

 

 掴まれた腕に視線を移すと若干濡れている。

 そりゃあやることは1つだよね?


 オレは一瞬の隙をついて腕についた水をちゅるり。

 幸せゲージが上昇したのだった。



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― 新着の感想 ―
[良い点] まさかの美幼女天丼! いいぞもっとやれ
[良い点] さすがダイキ。 隙はないですね。 あの隙に聖水を飲むとは……えげつないぞ! あと、幼女かわいい!
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