77 ぷるるんチラリ☆魅惑の水着【挿絵有】
七十七話 ぷるるんチラり☆魅惑の水着
とうとうやってきましたよこの時がああああ!!!!
午後。 夏休みの『理科の宿題』を終わらせて部屋で結城とボーっとしていた時だった。
扉のノック音とともに扉が開かれ、優香がヒョコッと顔を覗かせる。
「ん? どうしたのお姉ちゃん」
「ダイキ、桜子ちゃん、そこの川で水遊びしよっか!!」
◆◇◆◇
ふふふ……素晴らしい、素晴らしすぎるぞ!!
オレの目の前には優香の部屋で水着に着替えて出てきた優香と結城。
優香の水着は前に水着ショップで見ていたから知ってたが、実際に着ているところを見るとかなりグッとくるな。 ビキニ最高なんじゃあ……!
次に結城だ。
結城が選んだ水着は見ることができなかったことから気になってはいたが……。
ゴクリ。
ぶっちゃけオレは種類こそわからないが、どんな水着が好きかと問われれば変に派手なやつ以外は全て好きと答えるだろう。
しかしこの結城の着ている水着は……!!
紺色ベースの上下が分かれたタイプで下はヒラヒラとスカートのような感じになってるのだが、股の部分は白色になっていてチラチラと見えている! オレからしたらもはやパンツだ!
可愛いんだけどそこがエロい! そしてパンツではないぶん結城もあまり気にしていないようで見放題☆ これもこれで最高なんじゃあっ……!
「まさか今年はダイキも行くとはね。 だったら水着買えばよかったのに」
優香がオレのスクール水着に視線を落とす。
くそ! そうか……オレも水着選んでたら優香や結城も感想を言うためにオレが履いてる水着をちゃんと見てたわけだもんな!
惜しいことをした……どうせならピッチピチのやつを買っておくべきだったぜ。
こうしてオレたちは水着姿のまま、家の近くを流れている川まで向かった。
◆◇◆◇
川に到着したオレたちは早速中へと入る。
うん、流れも緩やかで水も綺麗だ。 都会の川とは比べものにならないな。
ーー……おっと足が滑った!!
オレはわざと足を滑らせた演技をして水の中で尻餅をつく。
「ちょっとダイキ大丈夫ー?」
優香が中に入ってきて前屈みになりながらオレに話しかける。
うむ……やはりJKの水着姿は斜め下から見上げるに限るな。
太陽光にいい感じに照らされてめっちゃ色っぽい!
結城もオレと同じで水着姿の優香に釘付けのようだ。
ビーチボールを両手で持ったままじっと優香を見つめている……てかビーチボールまで買ってたのかよ!
「じゃあ桜子ちゃん、それ使って遊ぼっか」
優香が結城の持っていたビーチボールに視線を向ける。
「うん」
「ダイキもやる?」
優香が振り返りながらオレにも尋ねる。
「いやー、オレはいいかな」
オレはボール遊びの邪魔にならないようにその場から少しだけ離れ、2人の水遊びの風景を目に焼き付けることだけに集中することにした。
「いくよー桜子ちゃん!」
優香がビーチボールを高く上げ、柔らかく結城にトスをする。
ポヨンと優香のどこかは言わないがマシュマロのように揺れる。
「うんっ」
そしてそれをレシーブで返した結城のスカートのようなヒラヒラの中から白いパンツのような水着がチラッ☆
「桜子ちゃん上手上手、それぇーっ」
プルルン
「うわぁーっ」
チラッ、プリリンッ
おっひょあああああああ!! 堪らんぜよおおおお!!!!
2人とも動く度に魅力的で魅惑的な場所がポヨンやチラり! いつも以上に目の筋肉に力が入る。
それにあれだ、ここは海でもなければプールでもないのでここで遊んでいるのはオレたち3人だけ……ということはこの神がかった光景をオレ1人だけが独占しているということなのだ!
いやぁ、生きてるって素晴らしい!!
ダイキよ、お前が投げだしたこの人生……オレが存分に謳歌してやるから安心してくれええええ!!
オレは心の中で、心の底からダイキと転生させてくれた神様……そしてエロ雑誌の付録・イチゴのパンツに感謝していた……その時だった。
「うわっ。 ご、ごめんなさい優香さん!」
結城のトスしたボールが風の影響で軌道がズレてしまいオレの方へ。
「大丈夫だよー」
優香がオレの方を見ずにボールを見上げながらこっちへと近づいてくる。
先に言っておこう、避けようと思えば避けれたんだ。 でも考えてくれ、目の前に可愛い水着JKがいるんだぞ? そんなの避ける方がどうかしてるよな。
ーー……ということでオレは避けるという選択を放棄する。
その結果はもちろんこうなるわけだ。
「うわわっ! ダイキ!?!?」
キャモーーーーン!!!
バッシャーーンッ!!
「ご、ごめんダイキ大丈夫!?」
躓いて転んだ優香がオレの目の前……オレの足の間で手をついて四つん這いになりながらオレを見上げる。
「ーー……!!」
もちろんオレの視線はすぐさま少し下へ。
まるでブラックホール! どう頑張ってもオレの視線はそこへと吸い込まれていってしまうぜ!!
「ーー……? ダイキ?」
固まっているオレを見て優香が首をかしげながらゆっくりとオレの視線を目で追っていく。
「ーー……! きゃっ」
あ、やべ。 バレた。
優香は顔を赤らめて両手で胸部を隠す。
「ーー……ダイキのえっち」
優香が恥ずかしそうに微笑んで小さく囁く。
「ーー……!!!!!」
この優香の照れと困惑の入り混じった表情……可愛すぎるううううう!!!
その後優香は何事もなかったかのように水面に浮かんだビーチボールを拾い上げ結城のもとへ。 ボール遊びを再開したのだった。
◆◇◆◇
結局その日は陽が沈むまで遊び続け、家に帰ると福田祖父母がすでにお風呂を沸かしてくれていた。
「どうするダイキ、先入る?」
優香がオレに尋ねる。
「あ、じゃあ今日は先に」
オレは優香の問いに即答。
それもそのはず。 だって洗濯機の中にはーー……
◆◇◆◇
「ぐへへ」
オレは洗濯機の中に入れてあった優香の水着を手に取る。
「もう我慢するの必死だったぜ……」
オレ氏、水遊びをした後に水着の股の部分からポタポタと落ちる水滴大好きマン!!
川から家まで帰る時もポタポタと地面に落ちるそれをずっと後ろで眺めていたんだ! それでいてこうも思っていたさ……『その水を飲みたい!!』と!!
そしてオレの目の前にはその水の染み込んだ優香の水着がある……飲まない男がどこにいる!!
「いただきまぁす!!!」
オレは心の中で手を合わせて水着に口をつけ一気に吸引。
場所はもちろんそう……ポタポタと落ちていた部分だ!!
味はもちろんJK水着の水ということもあって最上級! オレは吸い込める限界まで水着に付着した水分を飲み干していたのだった。
ーー…まぁもちろん翌日オレがお腹を壊したのは言うまでもない。
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今回の挿絵は1枚に2人描いたので時間かかったのですが間に合って良かったです!!有言実行☆