327 超短編・あの事情!!
三百二十七話 超短編・あの事情!!
これは優香が体調を崩してギャルJK星が泊まりにきていた、ある日の夜の出来事。
西園寺にテストの点数で勝つため……珍しくテストに出るであろう範囲を勉強をしていると、ギャルJK星がこっそりとドアの隙間から覗き込んでいることに気づく。
「ん、星さんどうしたの?」
「あちゃー、バレちゃったよ」
「んん?」
オレが頭上にはてなマークを浮かばせながらギャルJK星を見つめていると、ギャルJK星は「あははは、ごめんね」と明るく笑いながら部屋の中へと入ってきた。
「えっと……なんか用?」
「あーうん、お風呂入りなって言いに来たんだけど、もしかしたら今お取り込み中かもしれないって思ってさ」
「お取り込み中?」
「そうそう。 ほら、ダイキにあげた最新のパンツあるっしょ? だからお楽しみの時間を邪魔したら悪いかなーって」
「!!!!!!」
これってタイミングがタイミングなら見てくれてたってことなのか!?
何をとは詳しくは言えないが……
うわああああああああ!!!!
お楽しみしてればよかったあああああああああ!!!!!
オレは自分の行動ミスに後悔しながらも「分かった、じゃあお風呂入ってくるよ」と言いながら脱衣所へ。
すると後ろからギャルJK星が「あ、そうだダイキ」と小走りで駆け寄って来てオレの肩を軽く叩いてきた。
「なに?」
振り返りながら尋ねるとギャルJK星が腰を屈めてオレの耳元に顔を近づけてくる。
相変わらずJKっぽいいい香りだぜ。
「あのさ、今日アタシ、ダイキと寝ていいかな」
「えっ!」
オレはギャルJK星との夜を想像しながら「な、なんで?」と尋ねると、ギャルJK星は口元に指先を当てながら優香のいるリビングに視線を向けた。
「あのさ、これは大体でいいんだけど、ダイキって週に何回してんの?」
「えっと……な、なにをデスカ?」
「そのナニを」
あー、なるほど。
お楽しみ……ゲームのソロプレイのことですね。
なので「たまに2日に1回……でも基本は毎日……」と少し照れながら答えると、ギャルJK星が「ほへー、元気だねー」と感心の声を上げる。
まぁ若いのでね。 若いうちにたくさんゲームはしておきたいからネ!
オレが「なんで?」と尋ねると、ギャルJK星はオレの耳元で小さく囁いた。
「基本アタシらの年齢だとさ、週に1〜2回なんだけどね」
「う、うん」
「ほら、ゆーちゃんって約1ヶ月は向こうで頑張ってたわけじゃない?」
「そうだね」
「だから出来てないわけなのさ」
「そ、そうなの?」
「だべ」
ギャルJK星が静かに頷く。
ということはオレが今日学校に行ってた間にそんな話もしてたのだろうか。
そう考えると……ドキドキするな。
「それでね、やっと帰ってこれたけどゆーちゃん体調崩しちゃったじゃない? だからアタシの予想だと、やるのが体調が戻ってきた今日なわけよ」
あ、ゲームね。 ソロプレイね。
「そ、そうなんだ」
「そ。 だから邪魔しないためにも一緒に寝てくれ」
ギャルJK星が小さく手を合わせてオレにウインクをしてくる。
「ま、まぁそれはオレ的には大歓迎だけど……」
「ほんと!? サンキュ! んじゃ今夜はヨロー」
こうしてギャルJK星は「引き止めてごめんね、お風呂いってらー」とオレを送り出してくれたのだが、それはその去り際のこと。
「そういやダイキ、基本毎日してるって言ってたよね」
「う、うん」
「寝てる時、アタシに悪戯すんなよー?」
「しないよ!! するとしてもどこまでならOKか許可もらうよ!!」
結果、何をとは言いませんが押し付けまでなら大丈夫そうだったので楽しませていただきました。
これは書きたかったけど本編に入れたらちょっとテンポがなーと思ったので超短編として分けました 笑
今夜、これとは別のちゃんとした本編更新します!!




