幼馴染の異世界創造日誌
三年前――戸石かなは裏バイトに手を染め、幼馴染・海斗の両親を殺し、さらに母をも自らの手で殺めて“絶対的な悪”となった。
罪から逃げるためにではなく、二度と戻れぬ自分を選ぶために。
それから三年。
昼は普通の高校生、夜は人を殺すことでしか存在を保てない“殺し屋”となった彼女の前に、かつての幼馴染の名が突きつけられる。
そこに記された肩書きは――「宗教法人天園会 技術幹部」。
引っ込み思案だった彼は、科学と信仰をもって異世界を創り出した“創造主”へと変貌していた。
これは、神となった幼馴染と、悪に堕ちた少女が交錯する、最後の九カ月の記録である。
罪から逃げるためにではなく、二度と戻れぬ自分を選ぶために。
それから三年。
昼は普通の高校生、夜は人を殺すことでしか存在を保てない“殺し屋”となった彼女の前に、かつての幼馴染の名が突きつけられる。
そこに記された肩書きは――「宗教法人天園会 技術幹部」。
引っ込み思案だった彼は、科学と信仰をもって異世界を創り出した“創造主”へと変貌していた。
これは、神となった幼馴染と、悪に堕ちた少女が交錯する、最後の九カ月の記録である。
プロローグ ー初めての人殺しー
2025/09/23 22:00