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迷宮主ノ物語  作者: 宇多川
1章
8/8

ビギニング

久々の投稿

誤字脱字あったらお願いします


 君は、存在している。


 今まで君は、何者でもなかった。ただ、戦闘者として必要とされ存在していただけだった。


 それが終わりを迎え、新たな君、君という存在が誰かに求められる。


 今日、この日が始まりの日。


 君は、過去、現在、未来を歩き続ける。


 誰かに、何かに、求められ続ける限り。


 私は、夢から目を覚まし体をおこす。


「また、あの夢か。最近、よく見る」


ーーーーーーー


4月5日、午前7時。


 朝のニュース。


 各国の代表は迷宮付近の廃村に、探索者、狩人の新人を配置。被害を出しながらも簡易的な拠点を作成。



 イリス連邦の北の迷宮。1番近く、原生生物の種類、気候が危険とされる場所にある廃村『ギョウゲツ村』に拠点作成が成功しました。

 集まった探索者、狩人、兵士、観測者、様々な分野の人を含め100人が拠点の防衛、周辺の調査をしている姿を確認。



 北の迷宮はいまだに静観しており、緊迫した状況を確認。



 同時刻。



 逃げてきた冒険者、迷宮殲滅戦団の中から迷宮病が発症。


 学者達、観測局は、発病者を隔離。迷宮病の研究・治療、迷宮の調査、研究、資源回収のための組織、『エボルブ』を設立。静観する北の迷宮へと、向かうことを決定した。


ーーーーーーーーーーー


 北の迷宮近くの廃村『ギョウゲツ村』。


 多くの新人探索者、狩人、新兵、研究者が集まる中、私もいる。



 私が数日の間にやった事といえば、表向き活動するため新人探索者となり、迷宮近くのギョウゲツ村で石造りの水車小屋を拠点に、採取、原生生物の討伐、捕獲、調査を目的とした探索者として活動。


 迷宮主としては、迷宮に大中小の虫や動物を迷宮内にいれダンジョンポイントの徴収量と貯蔵量を増やした事。


 洞窟から、地下一階への道を簡略化。


 迷宮内に監視用カメラを設置。


 洞窟内で、採取できる資源の案内板設。


 あとは、迷宮に侵入者が来るのをまっている。


「拠点の掃除は後にして、迷宮主として活動するか」


 私は拠点の戸締まりをし、外へとでる。


 すると、携帯端末から警告音が鳴る。


 画面を確認すると、迷宮へと複数の人が侵入している。


 侵入者、30名を確認。

 左に6名/軽武装。

 右に4名/軽武装。

 中央20名/軽武装/重武装。


 慎重に対処してください



「左の連中、この前助けた連中か。他は、村の連中かな?」


 私はすぐに携帯端末からモンスター達に、


 地下一階フロア。


 がしゃどくろ、墓地エリアで戦闘待機。侵入者が現れたら、好きに暴れろ。


 河童、1人ずつ対処しろ。得意な水中戦で戦え。


 狼たちは、弱らせながら戦え。やれるときは、狙え。


 もし、命乞いしたやつは捕虜にしろ。


 全員、生き残れ。


』と指示を送る。



『御意』と、返事が返って来たのを確認し観測局のヒスイへと連絡する。




「もしかし、ヒスイさん?今、侵入者が来たんでそちらに迷宮内の監視と記録用カメラ映像見れるようにしますね」


『了解です。ありがとうございます』


 ヒスイに必要なURLを送り、転移門を出す私。


「まだ、迷宮のことわからないがいっちょやりますか」



 私は転移門をくぐり迷宮主として、始めての侵入者狩りが始まった。


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