表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
日常で世界を変える(山川編)  作者: mei


この作品ページにはなろうチアーズプログラム参加に伴う広告が設置されています。詳細はこちら

80/80

1月23日 落ちた時


 お母さん「いいわよ、それで」

 私   「ありがとう」


 私の意見に素直に耳を傾けてくれたようだった。なぜ、ここまで信じるのか?私には理解できなかった。もし、お母さんの期待を裏切ってしまったら、どうしよう?そんな不安が頭の中をよぎる。


 お母さん「明日の面談は、担任とするの?」

 私   「うん。どうなるか、私もわからないよ」

 お母さん「みんな、受験しなかったら助かるのにね」

 私   「そんなのは、無理でしょ」


 お母さんの言う通りではある。みんな別の大学に行ってくれれば、競争率も下がるし私にとってはメリットしかない。けど、そんな風にはならないんだよな。


 お母さん「倍率は高そうなの?」

 私   「例年だと、5.6倍って感じかな」

 お母さん「5.6倍かぁ、、、、、、、」


 5.6倍をどう捉えるかは人それぞれだ。何人受験するかが大きなポイントになるだろうな。もし、10人受験者がいたのなら2人合格が5倍になる。もし、100人なら20人。これが、多いのか少ないのか。今の私には、検討もつかなかった。


 私   「お母さんは、一番受かるところを受けた方がいいと思う?」

 お母さん「うーん。そうだなぁ、、、」

 私   「そうでもないの?」

 お母さん「受けたいところ受けるのが一番じゃなおの?」

 私   「そっかぁ」


 私が一番受けたいとこってどこだろうか?自分に自問自答しても答えは返ってこなかった。


 お母さん「前期と後期あるんだし、一番受かりやすいところと一番受かりにくいところ受けなさい」

 私   「えっ?」


 何を言っているのか理解できなかった。


 お母さん「受験なんてそんな大したもんじゃない。ミスしても死なないんだから大丈夫よ」

 私   「わかった」 


 一番受かりにくいところなんて、今まで考えたこともなかった。明日、先生はなんて言うんだろうか?


 お母さん「もし、落ちたらその時に考えたらいい」

 私   「落ちた時にかぁ、、、、、、」

 お母さん「そうそう。落ちた時になってから、考えるの」

 私   「わかったよ」


 今まで、そんな心境で勉強してこなかったから、わからなかった。でも、お母さんの言う通りでもある。ダメでもともと。


 お母さん「じゃあ、行ってらっしゃい」

 私   「はーい」

 

 私は、お母さんに見送られるように玄関の方へと歩き始めた。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ