1月22日 休憩
静かな図書館で話をするのは、少し気が引けそうになっていた。ただ、ここならみんな話をしているし。私は、そう思って休憩ブースを選んだのだった。
私 「じゃあ、ホナはもう受かったんだ」
蒼井「らしいよ」
私 「よかったね」
夕方の図書館は、思ったよりも多くの人で賑わっていた。
蒼井「まぁ、本人はそんなに喜んでなかったみたいだけどね」
私 「私たちが勉強してるからじゃない?」
蒼井「それもあると思うよ」
ホナが大学に合格したという連絡は、私たちにとってとても嬉しいニュースだった。ただ、これからもホナ以外にもたくさん合格者が出てくるのだろうと考えていた。
私 「真紀は、どうなの?」
蒼井「受かればいいけどねぇ、、、、」
真紀も、私より一足先に私立を受験するから合格発表もはやい。
私 「受かるよ、真紀なら」
蒼井「ありがと」
相変わらず、自信はなさそうだ。気持ちは、わからなくもない。私もこれから二次試験に入るが、絶対に受かるという安心感はまったくない。
私 「国公立は、どこ受けるか決まったの?」
蒼井「うーん、まだ迷ってるかな」
私 「そうなの?」
蒼井「うん。次の面談では決めようとは思ってるけど」
私も蒼井と同じだ。なんとなくは決めてるけど、他の人がどこを受験するかによって合否にも影響してくるのだった。
私 「いつ面談あるの?」
蒼井「私は、25日からかな」
私 「私は、24日だ」
蒼井「じゃあ、楓の方が早いね」
この面談次第で、私の人生が変わると言っても過言ではない。
私 「そうなるね」
蒼井「どうやって決めるの?」
私 「とりあえず、先生の話を聞いてからにはなるね」
蒼井「だよね」
私 「真紀は、どうやって決めるの?」
少し間を空け、話し始めた。
蒼井「私は、国立には受からないと思うから私立メインにはなると思うよ」
私 「まだ、わからないよ。終わってないし」
蒼井「まぁね、、、、、。でも、楓みたいに共通テストの点もよくなかったしね」
たしかに、真紀の共通テストの結果は私より低かった。ただ、二次試験のできで合否は大きく変わると思っている。
私 「まだ、わからないし一緒に頑張ろう」
蒼井「そうだね」
那奈なら、きっとそう言うだろう。私は、そう信じて力強く那奈に伝えたのだった。




