1月11日 ババ抜き
昨日に続き、私は放課後に学校で勉強をしていた。今日は、真紀が用事で早く帰ったこともあり、私とホナしか残っていない。ホナが勉強を終えた様子に見えた。私は、そこを見逃さず話しかけた。
私 「昨日、何してたの?」
穂波「ああ。昨日ね」
私 「うん」
ホナは、答えなくそうだった。おそらく、関係あるんだろうな。ただ、聞かないという選択肢はなかった。せっかく、ここまできたんだし。
穂波「聞かない方がいいよ」
私 「えっ、なんで?」
言いたくなさそうだな。でも、私はひかない。
穂波「まぁ、なんでも」
私 「そう言われると気になるじゃない」
ホナは、誰かの机の上に置いてあったトランプを手に取った。
穂波「そうだけど。じゃあ、ここにあるトランプで決めよ」
私 「トランプ?」
思わず口を緩めてしまった。
穂波「ここは、運試しにするか」
私 「何する?」
ホナは決めたようだ。
穂波「ババ抜き」
私 「まじ?」
ホナの考えは相変わらずよくわからなかった。まぁ、勉強終わったし少しはいいか。
穂波「じゃあ、配るよ」
私 「うん」
ホナと私のところに、トランプのカードが交互に配られていく。
穂波「ババ抜きなんて、久しぶりだな」
私 「私も全然してないよ」
穂波「だよね?ババ抜きって勝つ方法あるのかな?」
考えたこともなかった。ババ抜きかぁ?どうすれば勝つことができるのか?
穂波「じゃあ、始めよ」
私 「おっけー」
なにがおっけーなのか、よくわからないけど。とりあえず、カードをひっくり返す。そして、カードを私の手の中におさめる。1枚ずつカードを確認しながら、ペアを探す。手元には、色とりどりのカードが並んでいる。同じ数字、同じ数字、、、、、、。早速最初のペアが見つかった。ハートの4とダイヤの4。私は、2枚のカードを取り出し、机の真ん中に置く。
穂波「意外にないなー」
私 「そうなの?」
今度は、別のカードを取り出す。
穂波「ジョーカーは、楓のところにあるの?」
私 「どうだろうね?」
私のところにジョーカーはない。つまり、ホナのところにある。自分のところにあるのに、言うなんてさすがだな。
穂波「よし、できた」
私 「ちょっと待ってね」
私は、スペードのAとハートのAを取り出し、準備が整った。




