1月9日 理由
お母さんは、仕事終わりということもあり、あまり機嫌がよくないみたいだった。お母さんがそういう状態だということは知っていたから、いつもの場所で勉強したくはなかった。だけど、、、、、。
お母さん「今日は、なんでここにいるの?」
私 「いや、勉強してるからだよ」
お母さん「いつもこんなところでしないでしょ」
私 「まぁ、、、、、、、、、、、」
ここで勉強しているのにはわけがあった。本当は、那奈と一緒に勉強する予定だったけど。
お母さん「どうしたの?」
私 「いや、なんでもない」
お母さん「それより、一人暮らしいつからするの?」
一人暮らしかぁ。いつからしようか?
私 「もし私が東京行くって言ったらどうする?」
お母さん「東京?」
私 「うん」
お母さん「楓は、関西の大学受けるんじゃなかったの?」
お母さんのいう通りだ。
私 「もしいい点数とれたら、大学変えようかなと思って」
お母さん「そうなの?」
私 「うん。せっかくいい点数とれたらいいのかなって?」
反応はイマイチだった。
お母さん「だって、あれだけ行きたがってたのに」
私 「うーん。そうだけど」
お母さん「なんか理由でもあるの?」
私 「いや、ないよ」
東京の大学に行きたい理由なんてない。正直言えば、行きたいとすら思っていなかった。それをなんとなく、お母さんが察したのか。
お母さん「せっかく高いお金出すんだから、いくんだったら、ちゃんと行きたい大学に行きなさいよ」
私 「もし、いい点数とれたらの話だよ」
お母さん「どれくらい取れたらいけるの?」
私 「8割くらいかな」
8割は、頑張れば取れる数字だ。私の行きたい大学は7割5分とれたら受かる。だから、8割はそんなに届かない数字ではあった。
お母さん「ここで悔い残したら、これからずっと後悔するわよ」
私 「わかってるよ。そんなに言わなくて大丈夫だよ」
真っ向からお母さんの意見に対して否定した。
お母さん「そう言われると心配なるけど」
私 「別に心配しなくていいから」
お母さん「わかったけど。体調だけ気をつけなさいよ」
私 「はいはい」
たしかに、もうすぐで本番の試験だし気をつけないといけないのは事実だった。




