12月23日 カフェ
堂上「凄い、おしゃれなカフェだね」
古谷「ホントだよ」
私たちは、レトロなカフェに来ていた。これは、昨日、スマホで検索していたら見つかったところだ。
那奈「来たことなかった?」
堂上「ないよね、こっちの方向まで来ないからね」
那奈「あー、たしかにそうだね」
二人とも海美高校だから、こっちは普段来ないのだろう。
古谷「でも、オシャレだし楽しそうね」
那奈「うん。楓が選んでくれたから」
こういうフリをされると後が困る。
堂上「すごーい。山川さんは、こういうところよくくるの?」
私 「全然だよ。スマホで検索しただけよ」
堂上「でも、来てよかったよ」
古谷「そうそう」
堂上と古谷は、とても喜んでくれているみたいだった。
那奈「よかったね、楓」
私 「まぁ、そう言ってもらえるのは嬉しいね」
テキトウに返事を合わせた。
堂上「何頼む?」
古谷「何がいいんだろうな?」
メニュー表をじっくり見る古谷に対して、堂上はすぐに決めていたみたいだ。
那奈「私は、カフェラテにする」
堂上「美味しそうだね。じゃあ、私は、キャラメルマキアートにしよっかな」
みんな次々に注文していく。
古谷「私は、紅茶にしよー。何がいいかな?」
那奈「何がいいだろうね?」
優しく聞いてあげる那奈がいた。
私 「何しよっかな?」
古谷「じゃあ、アールグレイにしよっかな」
みんなすぐに決めすぎだ。
堂上「山川さん決まった?」
私 「いやー、迷ってる」
古谷「紅茶?コーヒー?」
私 「紅茶かな」
正直、紅茶もコーヒーも好きじゃない。けど、大体の女子はこういうところに来たがるもんだ。
那奈「じゃあ、カモミールだね」
私 「なんで、勝手に決めるのよ」
堂上と古谷は、笑っていた。
那奈「いいじゃん、それで」
私 「勝手に決めないでよ」
堂上「二人っていつもそんな感じなの?」
那奈「うん。いつもこうだよね?」
完全に、私いじられてるじゃない。
古谷「でも、仲よさそう」
堂上「たしかに、言われることないの?」
那奈「言われてるよ。けど、仲いいとか言う感覚ないけどね」
私は、口を閉ざした。
堂上「そうなの?」
古谷「意外だね」
二人は、私たちの方を見ていた。
那奈「私たちは、そういうやつじゃないよ」
那奈の言葉は、どういう意味だろうか?




