12月14日 真相
昨日、話したかった世田は見つからず、今日話すことになった。
世田「何だよ、話って」
私 「参加するの?」
世田「何が?」
一瞬、戸惑った世田は聞き返してきた。
私 「例のやつだよ」
世田「俺なんか、いてもいなくてもいいだろ」
世田の言うことはよくわかる。
私 「私もそう言ったんだけどね」
世田「誰に?」
私 「那奈」
世田「やっぱりか」
世田は、昔から那奈にずっとつきまとわれていた。
私 「世田くんも言ったの?」
世田「言ってるよ。全然聞き入れてくれないけどね」
そりゃあそうだろうな。相手は、あの那奈だならな。
私 「それより、小野田って知ってるの?」
世田「ああ、俺は知ってるよ」
俺は、、、、?どういうことだろうか?
私 「そうなんだ。那奈も知ってるからさ」
世田「那奈よりも俺の方が付き合い長いと思うよ」
私 「えっ、そうなの?」
意外だった。でも、那奈も世田も同じ学校か。それだとつじつまが合うな。でも、なんで世田が小野田と仲がいいのか。
世田「ああ。アイツは、そこまで仲よかったわけじゃないと思うし」
私 「だったら、なんで誘われてるのよ?」
世田は、時計を見た後に答えた。
世田「それは、知らないよ。俺が聞きたいくらいだよ」
私 「そうだよね」
答えなかったことに対しては苛立ちを感じたが、出さないように我慢した。
世田「でも、なんかありそうだけどね」
私 「何があるんだろう」
世田「それは、俺にもわからないけど」
なぜ、小野田が私たちを誘ったのか?たまたまたか?それとも必然か?
私 「でも、仲いいんだったら、世田くんが聞けるんじゃないの?」
世田「俺は仲いいわけじゃないよ。当時の話」
当時って言ってもね。
私 「当時ってもね、、、、。まだ、いけるんじゃないの?」
世田「無理だよ。もう何年経ってると思ってるのよ」
小学生ぐらいだから、約7年くらいだろうか?
私 「それはそうかもしれないけど」
世田「だろ?」
さらに念を押してきた。
私 「でも、私たちよりはいけるでしょ」
世田「そうなのかな?」
私 「そうだよ」
とりあえず、このモヤモヤを抱えたまま当日を迎えるのは嫌だった。なんとか世田に聞いてもらえるように頼みこむ。
世田「まぁ、考えとくよ」
私 「頼むよ」
私たちは、二人で話しこんでいた。




