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12月12日 八代南第二小学校

 私たちは、日を跨いでまた、26日のことを話していた。やっぱり、気になる。私は、当日どのように振る舞えばいいか。たしかに、寺崎や林たちはいる。けど、あの子たちは、私とは違う人種だ。世田は、男の子だし、本当に私のことをわかっているのは、那奈しかいない。そんな中で、どう頑張っていけばいいのか?私にはわからなかった。


 那奈「深雪は、八代南第ニ小学校だよ」

 私 「そんな小学校だったんだ」


 那奈とは、高校で出会ったからどこの小学校なのかは全く知らなかった。なんとなくの地域は把握していたけど、私とはかなり距離が離れている。学校から那奈の家に行くことはあるけど、私の家から那奈の家に行くことはほとんどなかった。


 那奈「うん」

 私 「その小学校は、那奈もいたの?」

 那奈「もちろん」


 今日の那奈は、いつもより元気がないみたいだった。那奈といる時間が長いこともあってか、大体話しているだけで那奈の調子がわかってきた。


 私 「その学校は、他に誰がいたの?」 

 那奈「あんまりいないかな。聖徳の子は」

 私 「そうなの?」


 八代南ってことは、健太郎とか田中さんとかなのかな?二人は、ともに八代南中学校出身だ。


 那奈「うん。中学校から上がってくる人もそんなに多くないしね」

 私 「そっかぁ。どうしようかな」


 知らない人がいるとやはり不安だ。


 那奈「まぁ、気にしなくてもいいんじゃないかな」

 私 「気にしなくてもいいの?」


 気にしなくていいと言われると余計に気にしてしまう。


 那奈「そうだよ。深雪もいい子だし、楓も仲良くなれるよ」

 私 「それだったら嬉しいけど」


 深雪がどんな子かは知らないけど。いい子であることを願うしかない。


 那奈「きっとなれるよ」 

 私 「もう一人の園田って子は?」

 那奈「あー、私はこの子は知らないんだよね」

 私 「知らないの?」


 意外だった。那奈も知らない人がいるなんて。


 那奈「うん。私も全員知っているわけではないよ」

 私 「そうだよね」

 那奈「噂だと、野球している子らしいよ」

 私 「野球してるんだ」


 野球部かぁ。サッカー部ほとではないけど、野球部もあまり得意ではない。


 那奈「そうみたいね。めちゃくちゃ上手いらしくて」

 私 「なんで、そんな子がわざわざ来るんだろうね」

 那奈「私にはわからないよ」

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