12月2日 学校鬼ごっこ2
昨日の学校鬼ごっこがあまりにも衝撃的すぎて、私は勉強に集中できていなかった。気持ちを切り替えるために、部屋を出たのだった。
ー12月1日ー
那奈「大丈夫?」
私 「あ、ありがとう」
那奈は、立ち止まり、私が来るのを待ってくれた。
那奈「急がないと、鬼が来ちゃうよ」
私 「うん」
きゃーーー!!!明らかに近くに鬼がいる。私たちは、再び走り出した。相変わらず、変な遊びを考えだしたことだ。前にいる那奈は、再び、止まった。そして、何やら教室の扉を触っているみたいだった。
那奈が触っていたのは、理科室。理科室なんて、高校1年生以来、入ったことがなかった。時間はかかったが、鍵を開けて入ることができた。
那奈「凄いね、ここ」
私 「あんまり、使ってないんじゃないかな?」
理科室は、ほとんど使わないということもあってか、奥の席の方は、ホコリが散っていたのだった。
那奈「そうだろうね。でも、久々じゃない?ここ使うの?」
私たちは、周りにある実験道具を見ながら歩いていく。
私 「私、1回くらいしか記憶ないよ」
那奈「私は、ここでケンカした記憶あるかな」
何を言ってんだろう?那奈は。
私 「ケンカ?」
那奈「うん」
即答で頷いた。
私 「冗談でしょ?」
那奈「冗談じゃないよ」
那奈は、水道の蛇口を捻った。キッチリ使えた。
私 「誰とケンカしたの?」
那奈「たしか、3年生の人だったかな」
席に座り、私の方を見た。
私 「そんなことあったんだ。知らなかったな」
那奈「まぁ、知らないのも当たり前だよ。入ってすぐだしね」
那奈は、私の奥にいる窓を見つめた。
私 「なんで、ケンカしたの?」
那奈「えー、聞いちゃうの?それ?」
ケンカしたなんて、初めて聞くし。那奈がそんなことをするイメージはまったくなかった。
私 「そりゃあ、聞くでしょ。ここまで聞いてたんだから」
私は、少し黄ばんだ机やそこに書いてある落書きを見ていると、なんだか歴史を感じてしまっていた。私がいた机には、"死ぬまで青春、最後まで楽しめ。学生ども!!と大きく黒色のペンで描かれていた。ペンの感じを見ていると、ここ最近のものではない。5.6年前のような感じじゃないかと勝手に思っていた。すると、那奈は、ケンカの詳細を語り始めた。




