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使い魔登録 その2

「では、使い魔登録の儀式を行う。

 これが学院式の“緊箍児”だ」


 教師は金色の輪を持ち上げる。

 ただし、これは本物の悟空のよりずっと弱い“学園モデル”。


「この輪を使役獣の頭に装着し、主と妖気を同調させる。

 それで正式に“主従契約”が成立する」


(……マジもんのアレだ……本当に異世界に来たんだ)


 大吾は頭を抱えたくなった。


 だが――狐白が袖をつまんだ。


「……大吾。ごめんね。

 これをしないと、私は……夢を諦めなきゃいけない」


 その声には迷いと、罪悪感と、必死さが入り混じっていた。


(……こんな目で言われちゃあ、しょうがないよな)


「やれよ。俺は覚悟できてるよ」


「大吾……!」


 狐白の瞳に光が宿った。



「では、装着するぞ」


 緊箍児が大吾の頭に触れ――


 カチリ。


「っ……!?」


 大吾は思わず目を閉じたが、痛みはほとんどなかった。


「どうだ?」


「……想像したより、ずっと軽いな」


 教師は頷く。


「これで、狐白とお前は正式な主従となった。

 狐白、お前は晴れて“天竺留学の条件”を満たしたぞ」


「……よかった……」


 狐白は深く息を吐き、尻尾をふわりと揺らした。


 罪悪感から解放されたような、ほっとした笑顔だった。



● 登録後


 学院を出ると、狐白は小さく頭を下げた。


「……ありがとう、大吾。

 本当に――ありがとう」


「気にすんな。まあ、これから世話になるわけだしな」


「ふふっ……じゃあ、これからよろしくね……大吾」


 その瞬間、緊箍児が軽く反応し――


「いってぇぇぇ!?なんで!?」


「あ、名前“強め”に呼んじゃったかも!」


「強めに呼ぶってなんだよ!!」


 狐白は申し訳なさそうに笑った。


 大吾も苦笑しながら、その後をついていく。


 ――こうして二人は、

 天竺へ向かう奇妙な旅の第一歩を踏み出した。


とある作品をリスペクトした作品になります

分かる人はいるのだろうか?

2、3年ぶりの投稿でしたが設定してたプロットを久しぶりに見て懐かしく思ったので投稿しました

昔のプロットがあるので順番に作りながら投稿します

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