#61 あの女は和真をエロい目で見てた!
宜しくでやんす。
早く次を書かねばならんでやんす。
〘ヤバイ、ヤバイ、ヤ・バ・イィィ〜!〙
ヤバイの三文字が心の中で山びこの如く反響
噓でしょ〜
見た目詐欺じゃないの!!
口から出そうになる言葉を必死に抑える。
「んっ、どうかしましたか?」
ムサシが声をかけてきた。
「いえっ、リエンヌさんはリーンさんの事
お姉ちゃんって呼んでなさるのね。」
落ち着け落ち着け、動揺を悟られるな…
チラッと隣の瑠衣を見ると
えっ、どうしたのって感じで私を見ている。
気づいてない…だったら私が終わらせなくちゃ。
なるったけ穏便に、そしてフェイドアウト
けどタイミングが…
私達は何か変な様子の小鳥遊さんの
姉マネジャーさんを見ている。
「リーンお姉ちゃんは僕とリエンヌさんの
同期っていうか、本当にお姉ちゃんみたいな
関係なんです」
ライトの説明が止めをさす。
やはり間違いない。
リエンヌは猫屋敷リーンと同い年か、年下の
どちらか…いや…年下に違いない。
瑠衣より年下だとは思っていたけど
猫屋敷リーンよりも年下だったなんて…
マジに見た目詐欺…違うか、勝手にコッチが
勘違いした。
猫屋敷リーンの公式ホームページの掲載に
17才って…って事は
あの見た目でリエンヌは16才?!
まさかの15才??…
拙い、そんな年の娘に22歳の瑠衣が
しつこく言い寄って、すきな人がいるからって
即答で断わられ続けているのに、私が中を
取り持とうと何度も控え室に押しかけたし。
あ“、あ“、あ”、あ“、あ“、あ“、ヤバイっ。
コンなのマスコミに知られたら、瑠衣は
ロリコン俳優って叩かれちゃう?!
私もロリコンの弟を手助けする変態姉の
マネジャーって烙印を押される…
愛衣は知らない、リエンヌはプロフィール公表
をしてないから知らなくて当然なのだが…
8月3日がリエンヌの誕生日
今日は夏休み初日、7月21日
リエンヌはまだ14才なのだ…
余りにも整った顔立ちにプロポーション
そして高身長がリエンヌを
成人女性の如く見せている。
スマホをちゃぶ台に置き、改めてムサシの
右腕をガシッと抱き込むリエンヌ。
そして
「今のワタシにワタシが為れたのは
ムサシがワタシを好きでいてくれて
ワタシがムサシを好きになったからなのっ!!」
力強くそう言って
まっすぐ真剣な目で
小鳥遊瑠衣を見据え、チラリとマネジャーの
姉をひと睨みして、ムサシの右腕を
ギュッと強く抱きしめる。
横にいるムサシは、再び右腕にムニュんと
感触を感じて鼻をプクッと膨らます。
今まで口を挟まず
黙って見守っていた古堤さんが諭す様に
口を開く。
「もう宜しいかと思います、お引取り下さい。」
チャンス来た!
今しかないと私は謝罪を入れようとしたが
瑠衣の方が早かった。
「しつこくして御免なさい。」
ペコリと頭を下げ申し訳ありませんと
謝罪する瑠衣。
私も続いてペコリと頭を下げる…
「この事は社長以外、誰にも喋りません。」
そう言って皆もそうして下さいと、僕達4人に
言う古堤さん。
「「「「はい、喋りません!」」」」
彼ら彼女等の宣言にホッとする私。
顔を上げるとムサシが左手を瑠衣に差し
出している。
瑠衣は差し出された手を見て、えって驚くが
直ぐに手を出して握手する。
「ありがとう…ムサシ…」
握手を交わし、僕と姉さんはLOVERSの
控え室を出る。
廊下を歩きながら姉さんと話す。
「彼女の選んだ男は…凄い奴だ…」
自分の彼女に付きまとう僕に対して、激昂せず
真剣に話をしてくれた。
「うん…凄くメキメキが・・・・・」
「えっ、何って言ったの?」
良く聞こえなかったから聞き直すと
エビス芸能プロダクションに欲しい人材だと。
見開いた目の眼力が凄いしねって
何となく姉さんの言ってる事と意味合いが
違う気がするけど?
「僕は明日はオフだよね。」
間違いなく明日明後日はオフだと姉さんが言う。
「姉さん、悪いけどやけ酒付き合って…」
「付き合っても良いけど、瑠衣の奢りで
宅呑みよ!」
じゃあ帰りはデパ地下で豪勢に良いツマミと
良いワイン買おうって、話しながら柳監督の
元に向かう。
☆
チナミに二人は実家暮らしだ。
両親も巻き込んで盛大なやけ酒が始まるのは
確定している。
瑠衣がリエンヌの歳を知り?、羞恥のあまり
転げ回るのと、酔っ払いすぎた彼氏いない歴歳
の愛衣が気になる男性がいると
言った為に両親が狂喜乱舞。
春が来た春が来たと夏なのに春が来たと
喜ぶ両親。
翌日、ソレを勘違いだと両親に
中々説明出来ない愛衣であった。
☆
小鳥遊姉弟が控え室を出て行ってもミリアは
俺の右腕を抱きしめたまま離そうとしない?
「あの女、和真の事をイヤラシく舐め回す様に
見てた…」
そんな事ないよ、俺よりも弟の方が
お似合いって睨んでたんじゃないかな?!
そう言ったら、違う違う絶対違うと
言い張るミリア。
「和真はワタシから離れたら駄目だよ!」
あの女は和真の胸をエロい目で見てた…絶対に!
ワタシもドキドキしながらチラミしてるから
分かるんだ…
胸中左右の盛り上がり始めてる部分が
メキメキしていて凄く触りたい!
明日のトレーニングの時にナニかしら理由を
付けて触らしてもらおう。
ギュウギュウと和真の右腕を締め付けながら
ニチャっと微笑んだミリアだった。
「ハイハイそこまでよ、柳監督が待ってる。」
パンパンと手を鳴らして古堤さんが
行きましょうと言う。
「俺、このカッコウのままで大丈夫ですか?」
古堤さんは何の問題もないよって言う?
遅くなればなる程、柳監督の機嫌が悪くなる
だけだしねって微笑んだ。
「急いで行こう!!」
雷兎さんが慌て立ち上がり姉ちゃんに手を
差し出す。
「ありがとう…」
頬を薄っすらと赤くして姉ちゃんは雷兎さんの
手を握り立ち上がった。
甘ぇぇっ、甘酸っぱいぞ…俺とミリアは
ちゃぶ台手元に置かれた御茶をグビリと飲んだ。
濃い苦さが甘酸っぱさを中和する。
急いでミリアに靴を履かせて
俺はムサシ袋からスニーカーを出して履く。
編み上げブーツは履くのに時間が…
ミリアをふわっとお姫様抱っこして
立ち上がる。
「準備できたわね、では行きましょう。」
そう言った古堤さんはドアをガチャリと開けて
出ると、コチラですとエレベーターに向かう。
午前11時23分
感想が欲しいでやんすよ。
ファーストはいるけどセカンド…まだです。




