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#57 転げ落ちるヤンチャヒーロー

ブックマークが増えて嬉しいでやんすよ!

できれば感想欲しいでやんす。


家に帰ると玄関前にスーツ姿の父さんが

立っていた。

目が血走りつり上がり鬼の形相。

俺を見るなり


「馬鹿な事をしてくれたな!! 

 なんだ、そいつ等も関係者なのか?!」


この馬鹿っていきなりバヂンとビンタ!?

はっ倒された俺

始めて父さんに張っ倒された。

右頬が熱くて痛い、怖くてうずくまっていると


「君達も今直ぐに、ご両親を呼び出しなさい!」


佐々本家に直ぐにくる様にと怒りを滲ませ

ながら言い放つ父さん。


「ちょっと聞いてください、俺達は呼び出されて

 その場に居ただけで無関係です!」


康二が反論を試みるがうずくまっていた勇気が

立ち上がり


「お前らも笑っていたじゃないか、逃げんなよ

 止めなかったクセに…」


自分一人で罪を被るなんてゴメンだ。

この先、こいつ等と絶交しても構わない

絶対巻き込んでやる!

クズ思考の勇気は康二・真也・靖男・博史を

逃がすものかと睨みつける。


「その場に居たのだって英雄サンからの

 命令で断れなかったんです!」


真也が1年生の時の揉め事が原因で呼び出され

英雄に動画を見せられた事を話すが


「そこからだったのか、君達も全員関係者だ…

 直ぐに両親を呼び出しなさい!!」


私は4人を怒鳴りつけ、勇気に坂巻和真と

言う少年ともめた原因を聞く。


「嘘はつくなよ、そこの4人に聞けば分かる

 事だからな…」


ちょっとした嫌がらせの動画が大変な事態を

引き起こしている。

こんなに怒った父さんを初めて見た。

余りの怖さに、俺は英雄兄貴の始めた嘘告遊び

と自分達もヤロウとして坂巻とケンカに

なったと正直に話す。


俺の話を聞き、顔面蒼白になった父さんが


「あの時、ぶん殴ってでも原因を

 聞くべきだった…

 私は何もするなと言ったよな!」


バヂンと強烈なビンタで俺はまた張っ倒された。


trialtubeの動画が原因で会社が潰れるかも

しれないと言い、お前達がバカにしてる女の子

は凄く有名な会社のご令嬢だ…私が勤める会社も

その会社にお世話になっていると言う父さん。

ヤバい…トンデモナイ事をしてしまった。

知ってたらしなかったのに…この時の俺の考え方

が間違っている事を後に知る事になる。



ガチャっと玄関のドアが開き英雄兄貴が

不機嫌そうに入って来た。


「何だよ、帰ってこいっブゲェグフゥ」


凄い勢いで英雄兄貴もバヂンバヂンと強烈な

ビンタを2発喰らい、父さんに張っ倒された。


「私の息子達は馬鹿だったのか…」


父さんははっ倒した英雄兄貴のTシャツの

胸ぐらを掴み引き起こして


「trialtubeに出した動画のオリジナルを

 持っているか?!」


低いドスの効いた声で脅すように父さんが言う。

英雄兄貴はコクコクと頷き、スマホをケツの

ポケットから取り出す。


「動画をコピーして私のスマホに送れ…

 間違っても消すんじゃないぞ!!」


英雄兄貴は父さんに言われ、震える手で

オリジナルの動画をコピーして父さんのスマホ

に送信する。


父さんは受信した動画を確かめ

オリジナル動画と捏造動画に関わっている

関係者と両親を全て家に呼べと英雄兄貴に指示。


「朽木先輩、実は……嫌だ関係無いじゃないです

 映ってるの朽木先輩じゃないですか!!」


逃げても無駄だと言えって父さんが指示出し。

家に居るのなら、後はご両親に電話に出る様に

と言えと言う。


朽木先輩の両親が英雄兄貴の電話に出ると

父さんはスマホを受け取り何が起きてるか伝え

家に来る承諾を得た。


「他にもいるのか?」


英雄兄貴は庇うつもりなのか奏さんの事を

言おうとしない。

動画見て声当ててるのは誰?って言われたら

バレるのに…


「後は英雄兄貴の彼女がいる…」


俺がバラすと凄い目で睨みつけてくる。

何故睨む、元はと言えば英雄兄貴が元凶だ


父さんは英雄兄貴に強烈なビンタをバヂンと

かましはっ倒す。


「直ぐに連絡してご両親共々、家に呼べ!!」


英雄兄貴は奏さんに電話するけど、中々出て

くれない。

5分程かけ続けると奏さんが出て、英雄兄貴は

何があったかを伝え両親と一緒に家に来る様に

説得するけど奏さんがゴネてる。


今から家族旅行に出かけるから来れないって…

そう言って逃げようとしてる奏さん

逃げても無駄だと理解出来ないみたいだ。


「あっ、電話切られた…」


再度掛けても電源が切れてるか通信出来ない

場所にいるとかガイダンスが流れるだけ。


「ご両親の電話番号は知らないのか!?」


英雄兄貴は項垂れながら、母親の番号は

知っていると言いながら電話しようとしない。

奏さんを英雄兄貴が巻き込んだンだけど…

奏さんだって悪意を持ってアテレコした。

逃がす訳にはいかない!


「兄貴、電源切られたって事はさっ、奏さんは

 兄貴を切り捨てるつもりなんじゃねぇの

 そんな奴かばってどおすんだよ!!」


はっとして顔を上げる英雄兄貴…スマホの

画面をタップして電話を掛けるが父さんが

英雄兄貴からスマホを取り上げ、電話に出る。


「佐々本英雄の父の賢治と申します…………と言う

 状況でして……はい…お待ちしてます。」



どうやら家に来るようだ…俺は少し安堵した。

叱られるなら大勢の中の1人の方が断然良い

そして康二・真也・靖男・博史の両親も仕事を

休んで来るそうだ。



俺達4人は英雄さんが怖くて勇気と仲良く

してたけど…ナニ、ナンナの俺達に親なんか

簡単にぶっ飛ばせるミタイナ事を言ってた

くせに、逆に簡単にぶっ飛ばされてんじゃん。

なんでこんな奴を怖がってたんだろう?

とんでも無い事に巻き込みやがって

ふざけんじゃねぇよ!

あっそうだ。



「鮫島先輩は呼ばなくて良いのかな?」


突然、康二が言う。

あの人が原因で俺達は呼び出されて動画を

見させられたんだけど?

確かにその通りだ…叱られる奴が多ければ

多いい程、良い!

大勢の中の1人になれる。


「父さん、鮫島先輩が原因で英雄兄貴に

 動画出せって脅されて…」


よし、これで責任を英雄兄貴に擦り付けられる!


「だったら直ぐに呼べ、1人残らず呼べ…」


血走った目の父さんが怒鳴る。

ヤバい、マジでヤバい。

こんな父さんを見た事が無い。


英雄兄貴は直ぐに電話して親と来るように

伝える。

鮫島先輩と親も非常にマズイ事になってると

理解して家に来ることに承諾。


康二・真也・靖男・博史は家の外で両親の到着

を待つ。

俺と英雄兄貴は父さんについて行きリビングに

向うと…母さんが泣いていた。



時刻午後12時8分



力を、オラに書き続ける力を分けてくれで

やんす。

宜しくでやんす!

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