#28 勇者に集え良き人達…結果オーライ!!
雷兎君が活躍するのはまだ先でヤンスよ
どうか飽きずに読み続けて欲しいてヤンス
「教えてくれてありがとう!和真」
ヴァンさんと茉莉花さんは頭を下げる
二人は直ぐ頭を上げてあ互いに頷き
「まだ午後4時ちょっと前だから間に合う」
今から製作会社の顧問弁護士とちょっと連絡
を取ってくる、また後で会おうと言い残して
ヴァンさんはリビングを出ていった
「ミリア、学校の先生と同級生の事を話し
忘れてる」
雷兎君はミリアから聞いた見下す態度の
先生と生徒達の話を母親の茉莉花さんに
伝えていた
私と雷兎君の学校も大概だけど、和真と
ミリアの学校も中々にbadField
「そんな事があったなら直ぐ言いなさい!」
茉莉花さんに叱られるミリア…
可愛そうだけど仕方ないよね
こう言う出来事は親に相談するべき事だし…
「ゴメンなさい、迷惑かけちゃいけないと
思って…」
「言ってくれない方が迷惑よ、知らなかっ
たら守れないでしょう」
私の愛する大切な娘なんだから…悩みが
あったら教えて欲しいと呟く
茉莉花さんの言い分に
しょぼんとするミリア
コレは絶対に口を挟んではイケないやつだ
ミリアの側に寄り添う和真も分かっているか
ら困り顔だ
何故、私を見る和真…横からも視線を感じる
そっと向くと雷兎君も私を見ている
あ〜っ、雷兎君も口を挟めないかぁ
ナニカ、何かないかなぁ、話題を変える…
あっそうだ
「trialtubeに動画があるって良く分かっ
たね」
私は和真に聞いてみたら驚愕の返事が
返ってきた?!
「ファンクラブの子が偶々見つけて教えて
くれたんだよ」
「誰のファンクラブ?」
「勿論、俺とミリアのファンクラブ!」
「「「「えっ、ナニソレ??」」」」
私も雷兎君も、ミリアと茉莉花さんも
訳の分からない事を言い出した和真に
呆気にとられる
ミリアなんか
「ワタシ知らない、知らないよナニソレ?」
っと困惑気味のミリア
「会長にここぞと言う時まで秘密にしろと
言われてたから…今がその時だよね、だから
教えるよ」
和真は寄り添うミリアをひょいと
お姫様抱っこしてソファーに座らせる
「それじゃあ、説明します」
俺がミリアに告白した時、沢山の生徒と
数人の先生達が見ていたんだ
「ちょっと、もしかして大勢の人の前で
告白したの??」
茉莉花さんが驚きの声を上げる
「えっ、聞いてません?!」
「告白されたのは聞いているけど、どんな状
況で告白されたのか聞いてないのよ」
俺はミリアの顔を見る
「だってパパが…」
「あぁだよね〜」
っと茉莉花さんの眉間にシワがよるが…絶対
に言ってはならない事なので言わない
そして茉莉花さんとミリアのギクシャクした
感じが消えてホンワカしている
代償としてヴァンさんが悪者になってしまっ
たけど…結果オーライだよね
雷兎君を見ると私を見て、ウンウンと頷き
和真に話の続きを聞かしてと即す
和真も頷き語り出す
「アノ日からずっと考えて考えて…
俺はミリアを…ミリアン先輩を他の誰かに
取られたくなかったから…登校中の
ミリアン先輩を見て、気がついたら告って
いました」
顔を赤くしながら喋る和真
「あの時、茶化す奴等がいたけど他にもいた
んだ…俺の告白に好感を持った人達が!」
クラスメートの中にも何人か朝の告白を見て
いた女子がいて、そして告白の後は教室での
佐々本達とのやり取りを見てしまい、何とか
坂巻君とアノ大きな先輩女子の応援したい
よねっと集まり話し合ったのがファンクラブ
の発足時だと会長深山さんが教えてくれたと
述べ
「ファンクラブが急速に拡大したのは俺が
ミリアン先輩をお姫様抱っこして、運んだ
からなんだ」
あの場所に俺が現れたのは偶然見つけたん
じゃなくてメールで知らされたんだ。
会長の深山さんからメールが送られてきて
校舎裏で大切な先輩が動けなくなってるから
早く助けに行きなさい!!
「慌てて全力疾走して助けに向ったんだ」
グランド右向こうのビニールハウスにいる
と思ってそっちに向かってたから反対方向
で慌てて向ったんだ
ミリアン先輩を発見したのは3年生の
深山さんのお姉さん
校舎4階の音楽室で吹奏楽部の練習合間の
空気交換で窓を開けたら、下の方に蹲った
見覚えのある大柄な女生徒が見えて、直ぐ
妹の深山希さんにスマホで連絡。
深山さんのお姉さんも告白の時、あの場に
妹と一緒にいたんだよ
「会長は妹の深山さんだよ」
そこまで喋って一息つくために用意された
麦茶をチビリと飲む
「ミリアン先輩をお姫様抱っこした時、上か
ら覗かれていたんだ」
吹奏楽部全員と顧問の先生が窓から鈴生りで
見ていたんだよ
「俺がお姫様抱っこで連れ去った後、凄い
盛り上がって部活動どころではないと
大騒ぎになったって深山さんに教えられた」
大柄な女生徒を小さくて細い男の子が
お姫様抱っこで颯爽と連れ去った…
その姿に吹奏楽部全員と顧問の先生が大感動
「凄い、カッコよすぎ!」「良いなぁ〜!」
「アレはヤバイっしょ!」「マジ神すぎ!」
「愛の力って凄くね」
凄く盛り上がっていたけど…最後に顧問の
先生が爆弾落として静かになった
「神様、私にもあの様な彼氏を授けて」
音楽室の壁に飾られている、偉大な作曲家の
肖像画に祈りを捧げる先生に皆ドン引き
この時の皆がファンクラブに入った事を
深山さんから教えてもらった。
「この後も俺とミリアン先輩の周りで色々と
あってファンクラブの会員激増!」
会員が増えた事により情報網が構築
誰かがミリアン先輩に告るなんて話したり
してるのを聞くと、直ぐ深山さん経由で
情報が寄せられて、もしもの為に陰から
見守りに行っていた
「実際、ヤバい時、あったから…」
ファンクラブに感謝だとニカッと笑う和真
「凄いなぁ、和真君…君のミリアを想う
気持ちが良き仲間を集めたんだね」
茉莉花さんが涙目になりながら和真を
褒めている
ミリアは隠されていた真実に驚き、夏休み
明けにお礼がしたいと和真に頼んでる
雷兎君はミリアは凄い男を捕まえたなっと
ニコニコしている。
私は気になっている事があるんだよね
和真が言っていたアノ日って?
ちょっと聞いてみよう
「アノ日からって言っていたけど、何があっ
たからミリアを好きになったの?」
「部活動見学の時に腹痛くなって、トイレの
場所分からないから連れてくれて…」
「ソレだけ? それでどうしたの?」
「用を足したんだけど、トイレットペーパー
が切れてて…」
「和真…アンタまさか…」
「手で拭いたりしてないから、大声出して
助けを呼んだらミリアン先輩が助けて
くれたんだよ!」
トイレ入口付近で和真を待っていたら
「誰か、誰か紙を下さい!!」
ワタシ以外、誰も近くにいないし…トイレは
和真しか入ってないから、ワタシがトイレの
用具箱からトイレットペーパーを出して
「上から落とすから受け取って」
そうやって渡しましたとミリアが補足
俺がトイレから出ると待っててくれたんだ
絶対嫌な顔されるかなって思ってたけど
「もう、大丈夫?」って心配してくれて…
大丈夫ですって答えたらニコッと微笑んで
くれて、頭の中がそれで一杯になった
日に日に、他の事が考えられなくて…
気づいたら告白してた
聞くべきではなかった気がする
でもまぁ、結果オーライ!!
あ〜っ、餃子と厚揚げに唐揚げが
食べたいでヤンス〜




