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11/72

#11 理恵、グッジョブよ!!

読んでくれてありがとだよ〜っ

感謝でございますだよ〜っ

ありがてぇ~ありがてぇ~


 急いでお風呂場に行き脱衣場のドアの

 カギを掛ける


「家の中に雷兎君が居るのに裸になるんだ

 今から私…」


別に覗かれるとかコノ後、雷兎君と

二人切りになってナニカアルトカ…

そんなんじゃないけど、ドア一枚隔てて

少し離れた場所に

雷兎君が居るかと思うと凄くドキドキする


制服はクリーニングに出すから洗濯機横の

カゴに入れる


私は夏服の制服が嫌いだ

夏服の制服は上がワイシャツになる

生地が薄いからブラが透けて

見えるため色付きだと不味いのだ

だから夏服に切り替わる時期になると

学校に行く日はブラは必ず白1択

白が1番目立たない


クラスメートとか学校の男子達、世の中の

男達にピンクブラとか私のブラ色を

知られたくない

奴らは胸をガン見する

気持ちが悪い


でもでもでもねっ……

らっ、雷兎君は見てもいいけど…

チラ見する雷兎君…可愛いんだもの

そんな事を考えながら白ブラとショーツを

脱ぎ洗濯機に入れる


シャワーキャップを被りお風呂へ

設定温度41度で一回、シャワーを浴びる

手にボディーソープを付け、手で洗える

所は全て手で洗う

耳・顎下・首・鎖骨の窪みにと上から

洗って…ヤバい!!

思い出しちゃたよ


雷兎君の唇が耳を掠めてダダッ唾液が

鎖骨の窪みに溜まって溢れて…

トロトロとムッ胸のタニマへ

ダメ、ダメ、ダメダメ想像しちゃあダメ

でもっ…でも思ってしまう

もしあの時、雷兎君が気絶してなかったら

私、どうなってたんだろう…



小3の夏休み、終わり近いアノ日の事は 

決して忘れない

公園で私の服を脱がそうとする頭が

イカれてるクラスメートの男子3人

突然現れた男の子が体当たりで3人を

突き飛ばし、もみくちゃになって転んで

だけど直ぐに見知らぬ男の子は

立ち上がって私のトコロに来て

大丈夫と声をかけてきた

助けてくれてありがとう

だけど逃げて

彼奴等、学校でもケンカばかりしてる

嫌われ者だから


「君も一緒に逃げよう!!」


私は立とうとしたけど駄目だった

3人に襲われたショックで怖くて怖くて

足に力が入らない


「ごめん立てない」


だったら君が動けるようになるまで

僕が何とかする


立ち上がってコッチに向かって来る3人の

イジメっ子達に見知らぬ男の子は立ち

向かって行く


逃げて!早く逃げてっと大声で叫び

自分より大きい3人のイジメっ子に

何度も何度も殴られ蹴られそれでも

立ち向う


見知らぬ男の子は地面を転がり血まみれの

顔でコッチを見て叫んだ


「逃げてえぇぇッ!!」



恐怖で固まった私のカラダがやっと動く

はしった、ハシッタ、走った

全力で走った

怖くて怖くて怖くて、パパとママが 

いるジムまで走った

公園の側のパン屋さんとカレー屋さんに

飛び込んで助けを求めれば良かったのに

パパとママの所へ、それしか考えられ

なかった…


ジムに着いて助けを求め公園に行って

貰ったけど

誰もいなくて…だけど当たり一面に

血が飛び散っていたと聞いて……倒れた


気がついたらジムのストレッチ場の

端っこに寝ててママとパパがいて

ジムの会員さんがみんな居て……

私は泣き出して…

その後も学校で話し合いとか

色々あって卒業まで色々あって

兎に角、必死に勉強頑張って受験して

同学年の子達が誰も入学出来ない

私立中学校に入学した


まさか2年4ヶ月、同じクラスで

一緒にいた西恩寺君があの時の見知らぬ

男の子だったなんて……


西恩寺君がアノ時、気絶してなくて

私を求めてきたら……


西恩寺改めて雷兎君

雷兎君の性格は学友としてコノ2年4ヶ月

全校生徒の中で1番、安心して接する事が

できる人だった

愚直・生真面目・頑張り屋さん・人柄が良い

常識を弁える人

そして……私を助けてくれた初恋のヒーロー


雷兎君が迫ってきたら…………

きっと私は受け入れる


ぽーっとしながら胸を優しく洗う

谷間の部分と下乳の部分は丹念に洗う

汗を良く掻く部分だから

手で洗える場所は全て洗い終わり

後は背中だ


雷兎君の事を思い…

1人ニヤケながら、毛先が柔らかいブラシに

ボディーソープを見て付けて背中を洗う


そう言えば、雷兎君のスマホを借りて

和真が雷兎君の義妹のミリアンさんと

スピーカモードで話をしてたけど

ミリアンさんって和真のコト…

多分、好きだよね


ミリアンさんの和真に対する

キョドった話し方は好意がアルヨウニ

感じられた


私は義妹のミリアンさんは雷兎君の事が

好きで他の女性が寄ってこない様に

する為に陰キャヘアーを強制してると

思ったけど違うみたいな…

私に好都合、ミリアンさんと争わなくて

済むからね

後は和真に期待しよう!


シャワーで身体を流してお風呂場を出た


ヤバい…何時もの習慣で下着は洗面所の棚に

用意していたけどTシャツと短パンは

部屋のタンスの中だ

いつも私が1番早く家にいる

この時期、汗を掻くので外出から帰って

きたら直ぐにお風呂だ

下着姿で髪をドライヤーで乾かして

ちょっとした開放感を味わいながら

別にロシツ狂ではないけど

下着のまま自室に帰りTシャツと短パンを

着るのが一連のルーティンだった


「どうしよう」

ここから出ると廊下を挟んて正面がトイレ

その右隣りが私の部屋、急いでそっと

行けば大丈夫だよね?


頑張って私、やればデキる子

そっとドアを開けて様子を窺う

よしっ、イケる

自室のドアノブに手を掛けようとしたその

瞬間、リビングから雷兎君が出てきて

私を見てしまった

私もビックリして雷兎君の方に体の向きを

変えてしまった

時が止まり再び動き出す

私は慌てて右腕で胸を隠し左手で股間を

隠した


見られた見られた恥ずかしさで動けない

雷兎君は微動だにせず、コッチを見てる


雷兎君に目を閉じてと声を掛けようとした

その時、雷兎君の鼻から血が…鼻血が…

ニコ〜っと赤ちゃんみたいな笑みを浮かべて

雷兎君が倒れました


ドタンと大きな音にママもリビングから

出てきてコッチを見る


「理恵、アンタなんて格好してんのよ!

 でもグッジョブ!!」


その調子で頑張りなさいと激唱を受けた私

雷兎君の事は見とくから着替しなさいと

言われたが雷兎君が心配で…


「雷兎君が目を覚ましてもその姿を見たら

 又、気絶するわよ!!」


私は慌てて部屋に入った























遅くなってすいません

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