ダンジョン攻略 お疲れ様
アンデットさんの姿形が完全に消えて、アンズとクレアの完全勝利だ!
やっね!二人とも!すごい!
アンデットさんは二人にとって強敵だったせど見事に二人の完全勝利だ!
私は二人に称賛の言葉をつた得るために二人の元に駆け寄る。
「二人ともおめでとう!すごかったね!」
笑顔いっぱいで素直に感動の気持ちを二人に伝える。
でも、二人とも少し辛そうだ。
「あ、あり、がとう」
「ありが、とう、ございやす」
二人とも少し顔色も悪く、息も絶え絶えで苦しそう。
最後に二人とも自分の実力以上は攻撃をしてきっといっぱい疲れたんだな。
いっぱい労って、すごいっていっぱい伝えようと!
「そうだサーシャ、戦闘も終わったんだし二人の回復しても良いよね?」
すごいすごいと二人を一頻り褒めたところで、二人の回復をしてもいいかとサーシャに尋ねてみる。
するとサーシャも少し考えた後、頷いてくれた。
「ふむ。いいですよ。二人とも最後はかなり無理したようですし、大丈夫です」
よし!サーシャの許可ももらったし早速二人の回復しちゃおう。
回復は魔力と、あと気力も回復した方がいいよね。
魔力譲渡と精神魔法で簡単だ。
そう思って早速二人の回復をしようとしたんだけど、マリンに止められた。
「いいんですか?ルーフェスさんに任せても?」
マリンがサーシャに話しかける。
だけどその言い方は私がしたら何か不味いように聞こえる。
私、何もしないよ?
ただ二人を回復させるだけだよ?
何かマリンもサーシャみたいなこと言うようになってる気がする。
「どういうことだ?」
マリンにどうして私に任せるて大丈夫なのかと返すサーシャ。
私は一旦回復するのを待って二人の会話に耳を傾ける。
あ、でも待たなくてもいいかな?
回復は簡単にできるし話聞きながらでいいか。
それにせっかくサーシャの許可がでたんだし、サーシャの気持ちも変わる前にすましちゃおう。
「二人はこれまでルーフェスさんにずっと回復を頼りきっている状態なので疲労感というものをあまり経験出来ていないとおまいます。ここまでの疲労感もそうそう味わえる機会も少ないでしょうし、ここは二人自身の回復能力で自然に回復するのをまた方がいいのではないでしょか?」
「ふむ。確かに、それもそうだな」
そうかな?
疲れてるならすぐ回復したほうが良いと思うけど。
別にこれで二人の回復力が悪くなってる訳じゃ無いし、むしろダンジョンに来る前より良くなってるんだし。
「すみません、ルー様。2人の回復は待ってください」
マリンの言葉は私には納得出来なかったけど、サーシャは納得したみたいで私に回復させるのを待ってほしいと止めてくる。
でも、もう遅いかな。
「ごめんね。もうしちゃった」
だってサーシャが最初に良いよって言ったんだから。
だから今回は私は悪くない。
「もう、ですか?」
私の返事に驚いた顔をして、アンズたちの方を見るサーシャ。
そんなサーシャにアンズとクレアは頷く。
「うん。辛くなくなってる」
「わたくしも、何度もありません。身体とすごく軽いです」
よかった。二人とも元気になったね!
だけど、喜ぶ私にサーシャが詰め寄ってくる。
「……ルー様。もしかして、さっきマリンに話しかけられた時、もしかしたら止められるかもと思って急いで二人を回復させましたね?」
うっ。バレてる。
「で、でも!最初にいいって言ったんだし!私悪く無いよ!」
「はぁ……」
必死に私は悪く無いと訴える私にため息をつくサーシャ。
うぅ。何で。私、悪く無いもん。
「すまなかったな、二人とも。折角の機会を」
諦めたような顔をした後、二人に謝るサーシャ。
そんなに悪いことなの?
私はマリンの言ってること分からなかったけど、やむぱり回復しない方が良かった。
「サーシャは謝らなくていいよ。私は気にしてないし」
「はい。わたうしも気にしていないので大丈夫です。きっとまたいつかこういう機会もたると思いますので」
これは私も謝った方がいいのかな?
「ごめんね二人とも。よく分かんないけど」
ぺこりと頭を下げる。
すると何故かくすっと笑われた。
「くすっ。ルーちゃん。よく分からないのに謝られても困るよ」
「ルーさんはわたくしたちこためにしてくれた事なので気にしないでください」
何故かニコニコな二人。
二人とも笑顔だしいいか。
そんな事より二人も元気になったしお祝いしよう!
二人の強敵との勝利だから盛大にやろー!




