表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
モブに恋するヒロイン  作者: 庄屋雅一
エトワールの世界
2/3

モブと顔のファンタジー

「レ、レオンさんもう城内なんですけど」

「逃げ出されたら困るので。」

「エトワール」を初めて6年目になるけれどもこんなシナリオ見た事なかった。一体何が起きているのでしょうか?

『す、すまないな。』

一応あったこのセリフ。エレン王子がここまで来て一応謝っとこうかなー的な感じで呟くシーンだ。

『お気になさらず。あのままあそこに入ればの垂れ死んでいますから。』

これもセリフである。

『私は先に部屋に行く。レオン。ヒロインを丁重に扱うんだよ。」

「はい。」

これはセリフとセリフ外のハーフである。

私の目の前には肌触りの良さそうなレッドカーペットとプライドが高そうな階段。そしてレオンさんだ。

「そろそろおろしません…あれ?」

奥から3人組の、えーっとあれ?

「おー、従者L、女連れか?いやらしい。」

「従者B。茶化さない。いい?」

「そーそー。従者Cの言う通り。」

従者多分ABCがやってきた。もちろん十社という言葉もに気になったが私はそれ以上に気になるものを見てしまった。

「俺はただ、王子の命令に従ってるだけだ。ね?ヒロイン様。」

覗きこまれたその顔。そこには…

「か、か、か、か、…そ!そうです!」

顔がなかった。多分。この人は、3人以上人がいると顔がなくなる喋る系モブだ!

『おーい。ヒロイン。早くおいでー。待ちくたびれたよ。』

上からエレン王子が呼ぶ声を聞き、私は去ることに成功した。

その時、私は頭の中で、顔がなくてもかっこいいと思っていたのはナイショの話である


評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ