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草食系異世界ライフ!  作者: 21号
第一章『緑色編』
16/95

閑話~「緑色の大魔王」

「・・というわけで、世界は平和になったのじゃ」

「すごーい!緑色の大魔王は、それで死んだの?」

「死の直前に卵を生んだそうじゃ。その卵から、新たな大魔王が生まれたと言われておるのう」

「えぇー?じゃあ、まだ世界は平和になってないじゃん!」

「まあ、物語じゃからのう。続きを書かないと売れないから、魔王が死んだ、では終わらせられんのじゃろう」

「うわー、おばあちゃんが急にリアリティ溢れる夢のないこと言い出した」

「ほっほっほ。じゃが、もし、緑色の大魔王が現れたらどうするんじゃ?」

「そりゃあ…退治しなきゃ」

「勇者さまでも、命と引き換えに封印したと言われておるのにか?」

「だって封印じゃ、出てきちゃうでしょ?それに死ぬのは怖いもん」

「そうじゃなあ。死ぬのは怖いなあ」

「だから倒すよ!緑色の大魔王め!」

「緑色の大魔王も大変じゃ、未来の勇者に狙われてしまってはの」

「そのために強くなるんだ!」

「うんうん。まずは、この町を守れるくらい強くならなきゃいかんのう」

「じゃあ、まずは門番になる!」

「そうじゃな。まずは町を守るところからじゃ。大きなものを守るには、まず小さなところからじゃ」

「がんばるぞー!」


 10年後、門番となった少年は物語を忘れてしまっていたが、心の奥底に眠る恐怖だけは忘れていなかった。緑色の大魔王という恐怖を。








「魔王じゃねぇし!」



どうでもいい、ただの閑話ですw

次回更新はちゃんと18時からです!

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