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第7話 王太子殿下の切り札「領地直轄化命令」を発令

聖女リアナ殿下との密会から二日後の朝。

執務室で水路工事の進捗を確認していた。


```

【エルウィン辺境領】

忠誠心:68%→73% 生産効率:+42%→+47%

水路工事進捗:61%→69%

```


エドガー殿が入室し、黄金の封蝋羊皮紙を差し出す。

「領主様! 王太子殿下直々の『領地直轄化命令』です!」


***


**「王太子勅命」**

*エルウィン辺境領は即刻、王太子直轄とする。*

*三日以内に全権譲渡。王太子宮務院が後任派遣。*

*拒否は王国反逆罪。*


***


「殿下の切り札ですわね。」


エドガー殿の顔が青ざめる。

「八時間労働もボーナスも廃止…領民の笑顔が!」


チート解析。


```

【勅命真意】

表向き:国家再興

真意:①改革成果独占②リリア排除③聖女離反隠蔽

```


***


**執務室・二人で相談**


「三日じゃ権譲渡は不可能ですわ。時間稼ぎが鍵。」


エドガー殿の提案。

「公爵家に急報を?」


「間に合いません。王太子勅命なら公爵家も動けません。

過去に味わった理不尽上司の強引手法と同じですわ。」


窓の外、農民たちが笑顔で働く。

(この笑顔を守ります)


***


**当日夜・緊急領民集会**


松明の下、三百名が集まる。

私が声を張る。


「王太子殿下より『領地直轄化命令』が参りました。」


「殿下が残業十六時間を強いるんですか!」


「私は絶対に渡しません。この領地は皆さんの汗の結晶です。

明日から『領民陳情団』を編成しますわ。」


***


**翌朝・陳情書作成**


```

【エルウィン領民陳情書】

王太子殿下殿


リリアベルタ領主の改革により、

「一日八時間で従来の倍近い収穫」「家族時間確保」を実現。

直轄化で改革廃止なら「収穫が半分に」「離職者が戻る」と恐れます。

改革継続を涙ながらに懇願。


領民三百名一同

```


農民代表十名を公爵家伝令と共に王都へ派遣。

「王宮前で陳情書朗読後、座り込みを。王太子殿下は民衆の声を嫌いますわ。」


***


**三日目朝・王都からの伝令**


門番が飛び込む。

「領主様! 王都で農民座り込み!

伝令が『勅命凍結』の知らせを持って帰還です!」


伝令羊皮紙:


```

【王太子勅命凍結】

直轄化、一週間延期を決定。

王太子宮務院が「協議」のため使者派遣。

```


エドガー殿が拳を握る。

「民衆の声、見事に効きました!」


私が微笑む。

「殿下の弱点は『民衆イメージ』ですわ。国王陛下も、民衆に反発される王太子に困ります。

この一週間で味方を増やしますわ。」


```

【エルウィン辺境領】

忠誠心:73%→82% 直轄化阻止確率:42%→79%

```


水路工事が輝く中、新たな戦いが始まる。


(第7話 完)

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