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第5話 リセマラ

 現在のステータス。


 ノバ レベル10

 ハッピーラビット ランク1

 強さ 21 物理的攻撃力

 器用 22 命中率

 素早さ25 回避率、移動速度

 知性 21 魔法的攻撃力

 耐久力21 HP基準値

 賢さ 21 MP基準値

 HP 21

 MP 21

 スキル ラビットダッシュ

    体当たり

    身を守る

    ハッピーバレル①


 見事にレベル上がった分しか数値が増えてない。

 普通はレベルが上がると全てのステータスに1、ランクの二乗分の数値を合計値として各能力に加算される。

 ランク1だと僅か1点差だけど、それでも確実に能力差が出てくる。


 割と絶望的だな。


 ープレハブ小屋にてー


「うーん、見事に全部新種ね。

 これどの種にしても次の進化で進化先に出そうな感じだし、適当に選べば?

 また報奨金もらえるよ!」


「おお!また300万貰えるんですか!」


「あー残念だけど、新種の進化先が新種って良くある話だから、こっちは50万ほどね」


「それでも、結構な額になるし、それで行きます!」


「それよりも、この子リセマラできるんじゃない?」


「リセマラ?」


「リセットマラソンの略。

 元々はクラスの方で、あえてなりたい職種と違うのになってクラスチェンジ繰り返してステータス伸ばす手法なんだけど、クラチェンジの条件はわかる?」


「はい、レベル1の時とレベル50の時に1度づつ、その後上級クラスになると50×そのクラスごとの係数ですよね」


「そう、だから50になるごとにあえて初期クラスにクラスチェンジしてそれをなん度も繰り返すんだけど、結局上位クラスになって強いスキル手に入れた方が手っ取り早く強くなるってなって廃れたのよね」


「なるほど、ノバで同じように進化繰り返してステータス強化しようって事ですね」


「うん、普通のテイムモンスターはランク1が候補に出ないから、進化する時はランク上がるものなんだけど、この子はランク1ばっかりだから、割と上手くいけそうな気がするの」


「じゃあそれで行きます!」


「どれにするの?」


「アンハッピーにします」


「ラッキーじゃないんだ」


「ハッピーのスキル発動した時に『現在テイムしているモンスターの進化先が変更になりました』ってアナウンス出たんですよ。

 なので、ラッキーも同じような事ありそうなんで、もう1匹テイムモンスターが増えてからなろうと思います」


「へぇ、ちゃんと考えてるのね」


「それほどでもぉ」

 ちょっと気分良くなった。


 よし!早速、進化させよう!


 ノバ レベル1

 アンハッピーラビット ランク1

 強さ 21 物理的攻撃力

 器用 22 命中率

 素早さ26 回避率、移動速度

 知性 21 魔法的攻撃力

 耐久力21 HP基準値

 賢さ 21 MP基準値

 HP 21

 MP 21

 スキル ラビットダッシュ

    体当たり

    身を守る

    ハッピーバレル①

    アンハッピーバレル


 うん、素早さが1点上がったのを喜ぶことにしよう。

 じゃなきゃやってらんねぇ!


 見た目はー…………あ!足の、つま先が黒くなってる!

 サイズも変わらないし、全体的なフォルムは何も変わってないけど、一応変化はあったって事だな。


「とりあえず今日はこの辺で帰ります」


「次いつくるの?」


「学生なんで次の休みの日にでも来ようかと」


「それまでに装備用意しといてあげようか?」


「ありがたいですけど、お金いくらかかるんですか?」


「探索者用はどれも高いけど、報奨金から払っておくよ」


「あ、じゃあそれでお願いします」


「はーいまた来週!」

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