第3話 報告
一旦戻って、お姉さんにご報告。
「えー!ボスモンスターテイムしたの?
普通、ボスモンスターッてテイム不可なんだよ?」
「え!そうなんですか?
普通にテイム出来ましたよ。
名前も付けたらネームドモンスターってなって、なんか特殊進化先が解放ってでました」
「ネームドモンスターって、名付けした時にごく稀に起こる現象で滅多にならないはずなんだけど…運が良かっただけ?
シルバーラビットテイムして、ネームド化に成功した人なんていないしなぁ」
「え?いないんですか?」
「そりゃそうよ、シルバーラビットなんてここのボスモンスター以外じゃ滅多に出ないレアモンスターな上に無駄にテイム確率低いし、めちゃくちゃ弱いからテイムして育てようなんて普通思わないわよ」
「じゃあ進化までのレベルとか分からないのかぁ」
「それは大丈夫、モンスターは10レベル×ランクで進化するから」
「そうなんだ!早速レベル上げして来ます!」
「あ、そうそう、テイマーと同じなら俊輔が10レベル超えるまで、他の子テイム出来ないからね。
テイムモンスターの数は初期1匹、それ以降レベルが10上がるごとに+1だから、11まではその子で頑張って」
「えぇぇ!は、はい頑張ります」
ますますこの子を育てて鍛えなきゃ
「あと、それから、次にボスモンスター出るの5層だから、そっちもテイム出来るか試してみて」
「どんなモンスター出るんですか?」
「ボーパルバニー、推奨攻略レベル25ね」
「たっか!難易度の上がり方おかしくないですか?」
「そうよ、だからこのダンジョン人気ないの、ボスモンスターの難易度の上がり方が異常に高いから」
「ちなみに何出るんですか?」
「え?どんなに強くてもウサギだもん。
肉か足か耳、稀に歯よ。
ちゃんと魔石も小さいし」
ちゃんとなんだ…。
「しょっぼ!」
「分かっててここに来たんでしょ、嫌なら他行けば?」
「えーーーっと、もう一回ダンジョン行ってきます!」
ゲートをくぐると『どの階層に行きますか?』って出て来た。
あ、そっか、ボス倒したからそこまではショートカット出来るのか。
「3階まで」
2階をショートカットして、3階の入り口に来る。
2階より広くて、1階の倍くらいの広さだった。
あとはほとんど変わらない。
とりあえずレベル上げよう
器用に頭の上に乗っかっているノバは戦闘に参加させないつもりだ!
…つもりだったんだけど、ノリノリで戦闘するよこの子。
大丈夫かなぁ?
流石にノーマルのホーンレスラビットだし大丈夫かぁ。
1時間後
神成俊輔 レベル10
クラス: ラビットマスター
強さ 15 物理的攻撃力
器用 19 命中率
素早さ20 回避率、移動速度
知性 19 魔法的攻撃力
耐久力17 HP基準値
賢さ 16 MP基準値
HP 17
MP 16
スキル ラビットテイム
モンスターサーチ
モンスタースキャン
このクラスとんでもねぇ!
レベルアップ時にクラスによるステータスの加算が1個も無い!
普通のテイマーだって、もう少し能力上がるのに!
ノバ レベル10
シルバーラビット ランク1
強さ 12 物理的攻撃力
器用 13 命中率
素早さ15 回避率、移動速度
知性 12 魔法的攻撃力
耐久力12 HP基準値
賢さ 12 MP基準値
HP 12
MP 12
スキル ラビットダッシュ
体当たり
身を守る
さすがウサギ系、こっちもレベル分しか数値増えてねぇ!
スライムだってもう少し増えるのに!
それは置いといて、進化だよ進化!
ステータスを見ながら、進化先の検索を行う。
ホーンラビット(ランク1)、ゴールデンラビット(ランク2)、クリスタルラビット(ランク2)、ミスリルラビット(ランク3)、タイムラビット(ランク5)、ハッピーラビット(ランク1)
思ったより進化先いっぱいあった!
うーん、どれにするべきか。
戻ってお姉さんに相談しよ。