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散文集(エッセイ的なもの)  作者: 咲田涼人
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第1回 明るいことはいいことだ

 とある友人から「エッセイ書いてみたら?」なんて言われたのだけれど、そもそもエッセイって「何を書けばいいの?」という壁にぶち当たってしまった。なので、とりあえずググってみた。


【自由な形式で、気軽に自分の意見などを述べた散文。随筆。随想。】


 だってさ。


「それなら小生にも書けるんじゃねぇか」という軽い気持ちで、いまこうして筆を執っているわけだが、やはり何かテーマがあったほうが筆も走る、と思うわけで……。あ、いや、決して『北の国から』を意識しているわけではないので悪しからず。


 そこでだ!小生はこれまでにも思ったことや経験、それに小生なりの考えなどをSNSに投稿してきた。それらを今一度表舞台に引っ張り上げることだけでも、いくつかエッセイとして成り立つのではないかと思った次第だ。それらをもとに加筆していけば、それなりの文章にまとめることができるのではないかと。でも……。こういったものって、その時の感情とかも文章の中に散りばめられているので、再度読み返してその当時と同じ熱量で加筆できるかどうかはわからないのだけれど。まあ『隗より始めよ』というし、やらなければ何も始まることもないわけで、小生なりのやり方で書くとするか。


 最近、ストレートニュース(番組名ではない)や動画投稿サイトなどであおり運転が問題視されているが、小生も自動車を運転していて時々無灯火で走る車を目撃することがある。薄暮時ならともかく、すでに辺りは暗くなり、子どもが出歩けば怒られてしまうような時間帯でも、何事もないような顔をして無灯火のまま走っていく。たしかに最近は街中の照明も明るく道路を照らしているということもあるが、無灯火であることに気付かないのには理由があるのだと思う。それは……。車の機能向上である。最近の車はコンピューターで管理され、インパネには液晶が搭載されて、そこかしこに照明が施されている。若いドライバーの方々にはわからないかもかも知れないが、小生の若い頃の車のインパネは、灯火装置を使用しなければ照明に照らされることもなく、辺りが暗くなればインパネもまた真っ暗で視認できなかったのである。それがどうた。最近は常に液晶で照らされて視認性は抜群である。日中夜間の別なくだ! きっとこれが無灯火往来の一因だろうと小生は思うわけだ。


 こういった車に交差点で出会そうものなら、それこそ●ンタマが縮み上がるほどヒヤッとするのだが、向こうは「どうしてそんなに驚いてるの?」てな顔をして、冷たい視線を残して走り去って行くのである。多くは点灯忘れだと思うが、中にはあえて怪しく忍んでいる輩もいるのだろう。ひとたびブレーキを踏めばその存在が露わになることも忘れて……。 


 さて、小生の最近はと言えば、自動車の機能向上で室内が明るく照らされることよりも、夜中にトイレに起きた時に、飛行機の客室通路の誘導灯のように、道案内をしてもらえないだろうかと思う日常なのである。

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