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喜びの、回文

作者: 石川 瑠佳

 ご相談、妻の父に。


 僕は美容師だから休日は平日だ。

 だけど、仕方が無いね、女性に綺麗になって貰える方が心が嬉しいからさ。妻は、お客様だったんだ。何度も鏡を見て、嬉しそうだった。めちゃくちゃ目があって、鏡ごしで一目惚れをしてしまったのかも。

 その後の会話でも話がはずんで。三日後、シャンプーにいらしたときはちょっとだけだけど跳び上ってしまった。こんなこと取り敢えず僕は後にも先にもないな。もう、結婚したけど、ね。


 妻の父は有名な占い師。ただし、休日限定の。

 後で知ったけど実はお義父さんは僕の昔の担任でもあったんだ。知ったときは、びっくりした。しかも、偶然にもなんと今、昔通ってた小学校で先生をやっている。お昼休みに有名占い師様に、候補の中から選んでみて欲しいって妻と決めたんだ。妻は産後であまり動けないから、挨拶の意味も兼ねて、やって来た。学校側も十五分程度なら構わないらしい。

 縁かつぎだ。

 ウキウキして、回文が頭の中に浮かんできた。

【あれ新生児の爺選視レア】


 明後日に、出生届を出さなきゃな。

 どんな名前になるのかな?



                      終


出来るかどうか、しばらくの間分からなかった。…回文、苦手ですよ、私!

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― 新着の感想 ―
[良い点] 苦手といいながら、過ごす回文ですね。 楽しそうな家庭でほっこりします。
[良い点] 妻と目が合ったの、なんかいい。なんか好き
2021/11/07 19:16 退会済み
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