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続きが気になるプロローグ  作者: 烏猫 秋
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君が死んだからこうなる

 僕は生まれつき心臓が弱かった。小学6年生、中学3年生の時に大掛かりな手術を受け、合計2回も頑張ったのに僕の病気は治らなかった。 

 脆弱な体質のまま高校に進学し、そこで僕は彼女に出会った。

 僕と彼女の関係は変だった。同級生なのに敬語で話しかけてくるし、何しろ積極的に僕と関わろうとしていた気がする。

 時に「死んだ後の世界ってあると思いますか?」などと自分が死んだ時、死んだ後の話をしてくることがあった。そのたびに僕は「詳しくは言えないけど、もし死ぬとしたら僕の方が先だと思うよ」と返していた。

 いつものように体育の授業を見学して、次の授業の用意をしていた休み時間に、彼女は唐突に僕にこう言った。


「もし私が死んだら、私の()()を必要としている誰かにあげてください」


 彼女ははじめから僕の病気のことを知っていた。

 そして彼女の心臓は今、僕の世界を刻んでいる。

 主人公は、幼いころから病気にかかりやすく、心臓に疾患を抱えていた。手術をしても簡単には治らず、苦悩していた時、彼女に出会う。主人公は、普段から病気のころを隠しているのだが、彼女はなぜか心臓の病気のことを知っていた。そんなある日、ある事故で彼女が事故死し、そして彼女の心臓は……。

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