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第4話邪教徒に狙われた少女

投稿が遅れてしまいました

初めてのクエストを終えたばかりの僕達は、次のクエストを探した、しかし、討伐クエストはなく、比較的簡単な採取やお使いといったクエストしかなかった。

どうやら、僕達が来る少し前に討伐クエストを受けた人達がいたようだった、スキンヘッドの冒険者が教えてくれた、さらに、近くにいた他の冒険者が言うには、最近この辺りでは見たことがないモンスターが出現したらしい。


その影響もあって、比較的倒しやすいモンスターの討伐クエストが冒険者達の間で取り合いになっているみたいだ、この辺りでは見かけないモンスターってなんだろう?


今、ギルドにいる冒険者達はクエストが終わった人かクエストを受けずに昼間から飲んでいる人達しかいない、仕方がないけど今日はクエストを受けずに街を適当にぶらぶらしよう。


クエストやアルバイトをやらなくても、異世界に来るときにメアさん達から、お金をたっぷり貰っているから、別にお金に困ることはない。


ギルドをあとにして僕達は市場に向かうことにした


市場に向かう途中僕達は、黒いローブを纏った怪しい集団に遭遇した、見るからに怪しいので、関わらないようにしよう。


『メアさん、今の人達について何か知りませんか?』

『さぁ、アタシもよく知らないけど最近、邪神を崇拝している過激な集団がいるって聞いたことがあるくらいかな?』


魔王の次は邪神って、色々と面倒な世界に来ちゃったな……


僕達は市場に到着した、流石はこの街の台所だけあって様々な食材や果物や近隣の特産品等が露店に並んでいる、僕達はお腹すいたので、市場にある串焼きの露店に向かう。


『おじさん、豚と牛の串焼き合わせて十本ください』

『あいよっ、お嬢ちゃん代金は五十ゴールドだよ』

僕はおじさんに代金を支払う、そのあとは近くのデザートの露店で買い物をする。


『お姉さん、アイスを二つください』

『どうぞ、お嬢ちゃんお金は二つで二十ゴールドです』

代金を支払ってから、僕達は近くのベンチに座り串焼きとアイスを食べた。


そのあとは、市場を適当にぶらぶらしてから、街中へと繰り出した、この世界に来てから一ヶ月が過ぎたが、クエストとアルバイトで忙しかったので、街に出掛ける機会がなかったので、ちょうどいい機会なので色々なところを見てまわろう。


『メアさん、この街って意外と広いんですね』

『碧、この街は王国南部の主要な都市の一つだから、当然だよ』

メアさん曰くこの街以外にも近く村や街があるみたいだ。


この街でクエストがないなら、他の街でクエストを受けたほうがいいかな?メアさんに提案してみよう。


『メアさん、他の街に行ってクエストを受けませんか?』

『碧、流石にふたりだけでクエストを受けるのは、少し厳しいかも、最低でもあと一人メンバーが必要だよ』

『じゃあ、メアさんメンバーを探しませんか?』


僕達はメンバーを探しながら街中を歩き回った、すると、先程の怪しい集団に再び遭遇した、誰かを探しているのかな?


僕達は歩き疲れたので、少し休憩してから、教会の近くを通りかかる、教会の前で誰が倒れているみたいだ、近づいて見ると倒れていたのは女の子だった、一体何があったんだろう?


『大丈夫ですか?』

僕は倒れている女の子に声をかける

『……』


どうやら女の子は酷く疲れているようで、動く気配が全くない、

倒れている女の子の服はかなりボロボロで、大きめ布を被っているだけだった。(この子見た目は僕より年上かな?)


被っている布を少し捲ると、全身が傷だらけで今すぐ治療をしなければ、死んでしまうかもしれない、僕達はその女の子を近く宿屋まで運んで部屋で治癒魔法をかけた。


そのあと、僕はメアさんに頼んで服と食べ物を買ってきてもらった、僕とメアさんが交代しながらその女の子に治癒魔法をかけ続けた。


翌朝、僕達は助けた女の子に何があったのかを聞いてみた。


『あの……、ここはどこですか?』

『ここは、君が倒れていた教会の近くある宿屋だよ』

『あっ、あの、助けていただきありがとうございます』


女の子が元気になったみたいだし、何があったのかを聞いてみよう。


『ねぇ、何があったのか教えてくれるかな?』

『私は、教団から逃げて来ました』

『逃げてきた?』

『はい……』


昨日の怪しい集団とこの女の子は何か関係があるのだろうか?


それに教団ってなんだろう?


『教団から逃げてきたって言ったけど、何かあったんですか?』

『はい……』

一体何があったんだろう?女の子の表情が、重苦しい感じだった。


『言える範囲で、構わないから教えてくれるかな?』

『私の住んでいた、村が教団に襲撃されて、その時に無理矢理連れてこられました……』



『もしかして、村に帰りたくて逃げ出してきたんですか?』

『はい、村で今までどおりの暮らしたいです』


女の子一人を連れ去る為に村を襲撃するなんて、正気の沙汰じゃない。


『ねぇ、名前を教えてくれるかな?』

そう言えば自己紹介がまだだった。


『僕の名前は、洲崎碧』

『アタシの名前は、メア』

『私の名前は、ナディアです、メアさん、アオイさんよろしくお願いします』


僕達はお互いに自己紹介をした。


『あの、ナディアさん僕達とパーティを組みませんか?』

『アオイさん、私まだ冒険者登録をしていないんです』

『じゃあ、今から一緒に冒険者ギルドに行きましょう』

『はい、メアさん、アオイさん』


僕達は宿屋をあとにして、冒険者ギルドへと向かうことにした、ナディアさんが僕達のパーティに加入してくれるみたいだ。



こうして、僕達のパーティに三人目の仲間が加わった。


誤字脱字がありましたら報告をお願い致します。

どうぞお楽しみください

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