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努零の奴隷  作者: ぶらほわ
5/5

第5話 お買い物。

最近絵を描いたら酷くて改めて画力の低さを実感した。か、紙に書いたから!(言い訳)

流石にこのまま俺の服を貸したりするのもなんだし、買い物に行く事にした。


しかし、アレだな。この位の年の女の子の服を選ぶのはいいのだが、下着を選ぶのはちょっとな・・・。ん〜どうしよう。仕事仲間には言いたくないな・・・。役所で働いてるといっても、そんな気難しい事はしてない。公式の武器屋の武器の仕入れだ。


下着は一般的なのを買って済ませよう。あとはタオルと・・・なんだ?ぬいぐるみでも買うか?あまり大きいのは買えないからな・・・まぁ、とりあえず行くか。そして俺と三人で馬車に乗って買い物に行った。中央都市、センターに行った。ここはほぼなんでも揃ってる。センターには王城や総合図書館とか。


馬車に乗ってる間は本当に暇だ。外の景色は見えないし、ガタガタ揺れるし。して、何故か橙眼の娘が震えてる。ああ、そういえば罪をなすりつけられて入れられたとか言ってたな。そうか、連行される時乗せられたのか。そりゃあ怖いわけだ。


「着きました。さぁどうぞ。」


「ありがとう。」


少し歩いて、


「ここがその街だ。」


三人共、初めて見る景色に呆然とする。


「わぁ…おっきい…」


その言葉通り、大きな門が構えている。


「よし。入るぞ。」


怪しまれないように、洗ったマントを羽織らせて来た。逆に怪しいかな。


「まずは・・・服屋、衣類か。」


できるだけ大きな店・・・とはいっても大き過ぎる店に行ってもなぁ。ま、この辺でいいか。


店の前で立ち止まった。ここにしよう。


「ここにしよう。」


オートドアが俺達を避けるように静音と共にはける。


いらっしゃいませ〜、と店員の陽気な声が飛び交う。


「さあ、見ておいで。」


それぞれが服を探す。マントの擦り減ったボロボロの部分は切って縫い合わせたから、全然奴隷感は出ていない。


「何かあったかい?」


橙眼の娘に話しかける。これ!と言わんばかりに出して来たのはオレンジ色のモフモフした上着。


「あ〜これもいいけど・・・今は普通に着るやつを選んでくれ。ごめんな?」


と、黄眼の娘と青眼の子がファスナー付きのジャージみたいなのを持ってくる。黄色と水色。


「これいいね。どこにあったの?」


二人が案内する。そこにはカラフルに色々。


「君もこれにする?」


と橙眼の娘にオレンジ色を持って問いかけると、素直に頷く。決まった。後は寝る時のだ。


「この辺か。おーい。選んでおくれ、」


寝服を選ばせる。やっぱりスタンダードな前にボタンのついた一色のやつ。あ、と言うか下着も売ってる・・・選んできてもらうか。


「下着は自分達で選んできて。」


少し悲しそうな顔をして、売り場へ。これ!と決めるばかりにカゴに入れる。


「合計6ゴールドと7シルバーになります。」


「はいこれで。」


「えっと・・・はい!確認しました!ありがとうございました!」


店員の陽気な声がまた響く。次は・・・タオルか。タオルはすぐ手に入るが、買っていくか。簡単な服屋でタオルが売ってたのでさっきの服の色と同じ物を買う。


「あとは・・・(ぬいぐるみとか本でも買ってやるか。)」


俺も知ってるちょっとオシャレな雑貨屋に立ち寄り、それぞれが物を買う。黄眼の娘は熊のぬいぐるみとファンタジー系の本、青眼の娘は犬のぬいぐるみとちょっと難しいストーリー物。橙眼の娘はもっちりした猫のぬいぐるみと冒険物の本。ここの本は何回読んでも飽きない・・・というか、考察しがいがある。


「(さて、ほとんど買い物は済ませたが・・・どうせ来たなら一つぐらいクリスタルでも買っていくか。)」


宝石屋。ここは煌めく石が沢山売っている。


「んーあ、ルビーが安い。」


「最近魔術師の方が呪文の研究をしている時に、大きな塊を出現させてね。ちょっと安いんだ。」


なるほど。


「じゃあこれ一つ。」


「あいよ。えっと・・・16プラチナ。」


「これで。」


「えっーと16、16…うん。ちゃんとあるね。ありがとよー。」


軽快なおばあさんの経営する宝石屋の宝石は、輝きでしかない。


さて、荷物も多いし、観光はまた今度来るか。さて、帰ろ・・・ん?三人がショーケースの何かをのぞいてる。あれは・・・そう。カチューシャとかリボンとかである。可愛らしいな。まだ残り金があるし、ちょっとなら買ってやるか。店に入り、選ばせる。とても悩んでいる。俺自身は特にわからないので、まぁ選ばせておく。黄眼の娘はモノトーンチェックのカチューシャ、青眼の娘は爽やかな青色のチェック柄のヘアリボンと黒いヘアゴム。橙眼の娘は赤いリボンのカチューシャ。


「合計9シルバーとなります。」


「これで。


「確かに9シルバーいただきました。ありがとうございました。」


「さ、帰ろう。」


三人は頷く。


と、帰ろうとしたが、運命はそうスムーズに進んではくれなかった。新たな出会いが待っていたのである。

また増えちゃう。

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