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努零の奴隷  作者: ぶらほわ
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第1話 元奴隷です。

深夜テンションで考えたらなんかできました。ちょっと表現が多いかも。簡単に説明すると、元奴隷の超優しい主人公と奴隷二人の日常生活です!

私、元奴隷なんです。そして今は上民です。


え?なぜ上民になんかなってるのかだって?いや聞いていない?ま、まぁとりあえず説明するよ。


この国、「フェスティニー階級国(かいきゅうこく)」の民は段階ごとに分けられている。


皇王(こうおう)

国を治める最上級の役割。代々受け継がれる家系は変わったり、変わらなかったり。

ペナルティ

特にはありません。

階級変化条件

人民にとっての非常識な行為、また身振りを見せた場合、奴隷へと階級が下がります。

身体の状況的に国の政治を続けるのが難しくなった場合、安帝へと階級が変化します。


安帝(あんてい)

皇王が辞退した場合につく階級。皇王と同じ階級。

ペナルティ

特にはありません。

階級変化条件

人民にとっての非常識な行為、また身振りを見せた場合、奴隷へと階級が下がります。


統委(とうい)

9人で構成される国をあれこれを治める役割の人達。結構性格が分かれてる。協力的だったり、厳しかったり・・・。

ペナルティ

特にはありません。

階級変化条件

人民にとっての非常識な行為、また身振りを見せた場合、奴隷へと階級が下がります。

自分の役割以外の事情も考え、かつ迅速で丁寧な仕事を続けた場合、「皇王審査」を受けることができ、そこに合格すれば皇王へと階級が上がります。


上民(じょうみん)

身分が上の民。貴族なんてのもここに含まれる。上民はちょっとだけ納税が少なくて済んだり、色々イイコトがある。ちなみに奴隷を扱えるようになる階級は上民から。

ペナルティ

特にはありません。

階級変化条件

人民にとっての非常識な行為、また身振りを見せた場合、奴隷へと階級が下がります。

一定期間納税を達成できなかった場合、平民へと階級が下がります。

国において貢献度がとても高いと、統委側近審査員による審査において統委への昇格が望まれます。


平民(へいみん)

普通の国民。仕事をしても、遊んでも、戦っても、冒険しても。一定量の納税をすれば至って普通の生活。

ペナルティ

特にはありません。

階級変化条件

人民にとっての非常識な行為、また身振りを見せた場合、奴隷へと階級が下がります。

一定期間納税を達成できなかった場合、下民へと階級が下がります。

一定期間納税量が通常より多ければ、上民へと階級が上がります。

統委側近審査員による審査において国の危機を救ったと認められれば上民への昇格が望まれます。


下民(かみん)

少しだけ地位の低い国民。特に支障は無いが、少しだけ納税が多かったりする。平民からは何一つ国に貢献していない者などが振り当てられる。

ペナルティ

指定範囲外への立ち入りを禁ずる。

与えられた職をこなす。

平民より多少多い納税。

階級変化条件

人民にとっての非常識な行為、また身振りを見せた場合、奴隷へと階級が下がります。

一定期間納税を達成できなかった場合、奴隷へと階級が下がります。

一定期間納税を達成した場合、平民へと階級が上がります。

統委側近審査員による審査において国の危機を救ったと認められれば上民への昇格が望まれます。


そして・・・


奴隷(どれい)

最低位階級。いわゆる犯罪者が集まる階級。またその子どもも奴隷となる。取引されるのは主に女性の奴隷。男性は兵士として使われる。弱っちいのは召使いとしてとか。女性でも看護兵として使われたりする。ちなみに奴隷の動きは売る、買うのどちらかのみ。奴隷販売はいくつかの固定地点で行われる。

ペナルティ

人としての権利を認めません。

階級変化条件

奴隷使用者と統委側近審査員による審議を越えれば、下民として人の権利を持ち、階級が上がります。

使用者の非道な行動以外で反逆などをすると処刑の対象になります。

統委側近審査員による審査において国の危機を救ったと認められれば上民への昇格が望まれます。


俺は兵士として・・・では無く売買奴隷として扱われてたんだ。で、自由時間にとってもヤバそうな怪物と騎士様が戦ってたわけだ。そこに俺がせめて身代わりにでもなれば、苦しまず良いことをして死ねるだろうと思って突っ込んだんだけど、あいにく超凄腕防御魔法使いがいたんで、俺の飛び込みは無駄だったんだけど、その騎士さんが優しくて優しくて。「お前は勇気があるな。どうだ?うちに来るか?」って言ってくれて。とっても嬉しかったな。


え?お前奴隷だし罪人だろって?残念ながら罪を犯したのは母親だ。


母は生活が苦しいあまり、人殺しをしてしまってね。そのあと俺は産まれた。父親はどこかに行き、母は処罰された。僕は、これは裁かれるべきこと。って思ってた。


んで、その騎士さんの家で誠心誠意尽くしてたら、いつのまにか服をくれて、ちゃんとした食事をくれて。その上普通に食べてただけで「お前は上品な食い方するな!」なんて、お世辞かどうかは分からないけど、お褒めに預かった。素直に嬉しかった。母はずっと居なかったし、父もいなかった。そうして一人で奴隷生活を送ってきた僕自身としてはとてもとても嬉しかった。


その中で一番感動したのは・・・まぁ、「ベッド」かな。なんだかこう、今だから言えるけど、パンケーキの上に乗ったような。そんな感じだった。ぐっすり寝てしまったよ。あんな黒い鉄格子とは大違い。全身が暖かい。多分10時間ぐらい寝たんだろうね。時計なんてほとんど始めてみたいな感じだったから、あっても無いような感じだった。


それからのこと。その騎士さんは昇格審査を行ってくれた。上位の騎士ということもあり、審査はすぐ終わった。


合格だ。なんと一発合格のうえ、上民にまで上げてくれたらしい。頭の中が真っ白だった。上民、これまで触れたことのない存在。正直、不安というよりか、ちょっとウキウキしてた。


騎士さんは住居を用意してくれた。まぁ1人にしては十分だった。四人住んでも不自由ない位。確か最後の言葉は・・・あ!


「頑張れよ。」


だったな。なんか、期待と切なさと、待っているって感じの言い方だったな。きっとまたいつか会えるのかな・・・。

次回はあるかな?

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