ドット
もうどれくらい外に出ていないだろうか・・・。
ずっとこの部屋の中で生活している。
この生活は、一体いつまで続くのだろうか?
事の始まりはある求人広告だった。
「新世代のモデル住宅・居住モデル大募集!!」
なんでも今後100年間建て替えなしで暮らせる13世代型の新構造の居住施設の実験だそうだ。
報酬を貰える上に、衣食住が完全に保障される。その日暮しをしていた当事の俺にとってはまさに願ったり叶ったりな仕事だった。
倍率は不明だが、結構な応募があったと聞いている。
面接はなく、抽選での決定だった。
そして、数ある応募の中から俺が選ばれたと言うことだ。いったい何人が、俺のように当選したかは定かではない。
仕事の内容は住む事だ。それ以外にはない。
ただひたすらこの部屋で生活すること。外室は一切認められない。軽い軟禁状態。
あくまで仕事だから、多少の制限は付き物だ。アウトドア派の人には耐え難いことかもしれないが、そこはちゃんと娯楽が用意されている。
インターネットだ。
こう聞いてウンザリする人はいるだろう、俺もそうだった。
いっそネットゲームでも始めてみようと腹をくくったほどだ。いつ終わるとも知らされていない軟禁生活の唯一の娯楽がネットだなんて、発狂てもおかしくはない。
だが部屋に入ってみて驚いた。
そこに用意されていたのはただのパソコンではない。
部屋の一角を埋め尽くすほどの巨大なスーパーコンピューターだったのだ。
それにはキーボードもモニターもない、ただアンティーク調の椅子が置かれているだけだ。
開発者が言うには、住居一体型の新世代コミュニケーションツールだそうだ。
椅子に腰掛けると本体が作動し、部屋全体がモニターの役割を果たすのだ。
そして独自のサービスセンターから超高速で受送信される広大な情報に全身でどっぷりつかることができる。
もはやネットサーフィンではない、これはネットダイブなのだ。
入居して大分経つが、こいつのおかげで退屈したことは一度もない。
目先の不安は消えたが、地に足をつけて考えた場合、一番困るのは食事のことだ。
外に出られないのなら、どうやって食事をすれば良いのか?食料はどうするのか?
心配無用、この新世代居住システムには住居一体型の特性デリバリーシステムがセットされていて、ダイニングにある管理モニターから食べたいメニューを選べば地下の全自動調理マシンが瞬時にオーダーを受け、ものの五分で料理を作り終える。その料理は専用のエレベーターでダイニングのテーブルの上に運ばれてくるのだ。このシステムは俺の嗜好や栄養のバランスまで考えてメニューを書き換えたりする。へたな女より良くできた女房役なのだ。
そのほかの生活必需品は全て自動にセットされ、洗濯物はダスターに放り込み。クローゼットには新しい服が絶え間なくセットされている。ただ残念なことに、服のセンスまでは保障してはくれなかった。
実験段階ということもあって、セットされる服は毎度同じ、なんのひねりも無いシンプルなものばかりだ。まぁ外出する事はないのだから、これで困ることも無いのだけれど。
なんとも味気ないじゃないか。これは改良の余地がある。
そんなわけで、この軟禁生活は滞りなく、限りなく円滑に進んでいる。
もうどれくらい外に出ていないのだろうか?
いつまでこの実験は続くのだろう?
この生活が始まって、まず最初に曜日感覚が無くなった。
今日が何曜日だとか、そんなことはどうでも良くなる。
そして、今では時間の感覚すらなくなりつつある。
生活リズムなんてあってないようなもの。
眠たくなったら寝て、お腹がすいたら料理を頼む。
暇になったらネットダイブにどっぷり浸かり、疲れたら寝る。
今が何日で何時で何曜日なのか、とっくの昔に忘れてしまった。
入居から何日目か、途中までは数えていたが、今ではもう分からなくなってしまった。
今が朝なのか夜なのか、かろうじて確認できるのはそれぐらいだ。
当たり前だ、窓の外を見ればいいだろうに。そう思うかもしれないが、恐ろしいことにこの部屋には窓が一つしかない。それも手鏡ほどの小さな窓が、真っ白な壁と天井の間の小高いところにぽつねんと付いているだけ。家具は全て備え付けなのでそれらを踏み台にその小さな窓から外を眺めることは不可能だった。
その小さな窓が明るく光って見えるときは外は日中で、暗ければ夜だ。
そうやって確認できていた。
が、どういうわけかここの所、いつこの小さな窓を見上げてみても暗いままなのだ。
実は窓ではなく照明の一端で中の電球が切れてしまったのではないかと疑ったこともある。
だがやはりこれは窓なのだ。それは変えようの無い事実。
単純に俺の生活が夜行性に傾いてきたのかもしれないという結論で落ち着いたのだ。
今日もやはり窓は暗かった。
いつもの事だと大して気にも留めず、パソコンに腰掛けた。
部屋が暗くなり、映画のスクリーンのように全体が画面になる。
ボンヤリと現れる案内役の愛くるしい動物のキャラクターに知りたいことや見たい物を言えば、いたるところから情報を引き出してくれる。
それらは3Dで表示される。拡大縮小も可能。とても見やすい。
この部屋について不明なこともこのキャラクターがある程度教えてくれた。
見たい映画や漫画の最新本なんかも取り寄せてくれた。
また、あるときはなんの意味も無い世間話の相手もしてくれたのだ。
おかげで退屈することは無いのだ。
そうだ、今が何日なのか聞いてみるとしよう。
いつも通りキャラクターが現れる。
「なぁ、今日は何月の何日で何曜日なんだ?」
俺の質問にやつはだんまりを決め込んだ。
「おい、どうした」
相変わらず止まったまま、いつものわざとらしい大げさなアクションは見られない。
フリーズしたのだろうか?だとすると再起動が必要か・・・こんなこと初めてだ。
シャットダウンはいつも音声によるものだ。「お休み、また明日」そう言ってみたが、やはりフリーズ状態。音声は認識してくれなかった。
今日まで僕の相手をしてくれていたこのキャラクターは、やはりプログラムにすぎない。そう思ったとたん、言い知れぬ寂しさが込みあげてきた。
俺はずっと一人だったのだな。
ダイニングの管理モニターからパソコンの再起動方法を調べ。再び部屋に戻った。
部屋の四隅にある隠しスイッチを押し、本体の安全装置の下にあるキーパッドからパスワードを入力する。するとものの一分で正常に稼動し始めた。
「よう、今度はちゃんと動いたな」
「ハローハロー、マタオアイシマシタネ」
「よしよし、じゃあ早速だが、今日が何日で」
「オメデトウゴザイマス!ジッケンキカンガシュウウリョウシマシタ!」
「・・・・へ!?」
そう言い残すと、パソコンはシャットダウンした。
そして二度と立ち上がる事はなかった。
プログラムとはいえ、ここ数日を過ごした友人との突然の別れに心が痛んだ。
それにしても、実験期間が終了したとはどういうことだ。
会社からなにかしらの連絡があると思い、俺はしばらく、ボンヤリと小さな窓を見上げていた。
いつの間に眠っていたみたいだ。
とてつもない喪失感が体を包んでいた。
もうどうでもいい。なんでもいい。
あの白く明るい部屋は暗く、隣の部屋からは狂った様に電子音が響いている。
かつて僕のために尽くしてくれた愛らしいあの友人の成れの果てだ。
パソコンが止まり、電気が止まった。
百世代続く悠久の城は幻と消えた。だってこれはテストだから。
化けの皮がはがれ、無様な電子音となったかつての友人はテスト期間が終了したことを繰り返していた。
小さな窓の外は相変わらず暗いまま。
ふと外に出てみようと思った。
電子ロックに硬く閉ざされていた扉はいとも簡単に開いた。
振り返ると、暗く静まり返った部屋が妙にさびしげだ。
いつの間にか俺を追い出そうとしていた電子音も止んだ。
俺はいったいどれだけの時間をここですごしたのだろう。
外は一体どんなだっただろう。
玄関から出ると、オレンジ色の非常灯が照らす長い廊下に出た。
ああそうだ、ここを通ってきたのだった。
来た頃はまだ工事中の部屋もあったな。
廊下にはいくつもの扉があった。その中の一つが俺の部屋だ。
隣の部屋の扉は開いていた。お隣さんも外へ出たのだろう。
開いている扉、閉まっている扉。
その間を歩いていく。
空気はもやりと滞り、生ぬるかった。
階段を下って下へ下へ。
俺が居たのは13階。どうやらこの建物自体が停電しているようだ。エレベーターは使えない。
だがどうだろう、階段を下りる。ただそれだけの行為が新鮮でならない。
今まで嫌と言うほどあった事だ。なのにどうしてこんなにわくわくするのだろう。
いったいおれはどれだけの時間をあの部屋で過ごしてきたのだろう。
階段を下りきり、エントランスを通って外へ。
エントランスの管理室に人影はなかった。
この建物はもう機能していない、部屋の中に居る連中は大丈夫なのだろうか?
扉をこじ開けて、俺は久しぶりに外へ出た。
だが真っ暗で何も見えない。どうしたこととか。
明かりが、無い。
じっと目を凝らしていると次第に街の輪郭が浮き彫りになってきた。
「なんだ・・・これ・・・」
そこに街と言えるものは無かった。
瓦礫の山と、つぶれた道路標識、車。
街は廃墟と化していた。
全身の力が抜け、その場に膝を着いた。
これは一体どういったことか、一体何がどうしたと言うのか。
目の前の愕然としていると背後で声がした。
「あれ?こんなところに人が居るよ」
それは幼い少年の声だった。
振り返ると、ボンヤリとした街灯の下に人影、野球のユニホーム姿の少年が立っていた。
こんな廃墟と化した街に、野球帽をかぶった少年が一人でうろついているなんて、なんとも不気味じゃないか。でも久しぶりの生身の人間との再会に、思わず足が動いた。
「なあ、君、何が起こったんだ?」
「なぁきみ、だってさ、おかしいね」
しきりに少年は自分の左手に話しかけていた。
よく見るとそのか細い少年と手には不釣合いな大きな腕時計がはめられていた。
そして少年はその時計に、親しい友人のように話しかけているのだ。
「カッコイイ時計だね」
「ほんと!?」
初めて少年は俺のほうを見た。
「良いでしょ!ここ押すと光るし、カレンダーも付いてるんだぜ」
背伸びをし、ぐいぐいと腕時計をみせてくる。光っているし、たしかにカレンダー機能が付いているようだ。だがしかし・・・。
「すごいね、でもこれ壊れているよ」
「え?」
「ほら、カレンダーの年代のところ、100年も先になっている」
「え?」
「え?」
少年との会話には妙な間があった。
言葉がうまくかみ合わない。
「お兄さんどこから来たの?」
「どこって・・・さっきあの建物から出てきたところだよ。それで・・・一体この街に何が起こったのか、君わかるかい?」
「そっか、まだあの建物から出てくる人がいたんだ」
「まだ何人か中に居るみたいだよ」
「へーじゃあもうしばらくこの辺で遊んでいよう」
「ちょっとまってくれ、一体この街で何が起きたのか教えてくれないか?」
「・・・・・・」
左手の腕時計に話しかける少年、少年に話しかける腕時計。
気味が悪い、そう思ったが、俺だってあのパソコンのキャラクターと世間話をしていたのだから人の事をとやかくはいえない。だいぶ長いこと、俺もこの少年と同じ事をやってきたのだ。
やはり、気味が悪い。あの三次元映像との会話には、確かに心温まる友情があったと、今でさえそう思えるのだ。
そう考えると、やはり、どうやっても気味が悪い。
少年と時計の相談は終わったらしい。
「いいよ、カッコイイって褒めてくれたから特別に教えてあげる」
「ありがとう」
「あのね、えーとね」
言葉足らずで分かりにくかったが、少年が語りだしたのはなんとも気味の悪い事実だった。
「時間がね、止まっちゃったんだよ」
少年はそう言った。
あ?意味が分からない。
「その時計が壊れたって事か?」
「違うよ、この世界の時間のことだよ」
「バカなことを言っちゃいけない、だってほらこの通り」
俺はぶんぶんと手を振って見せた。
ちょっと分かりにくいかもしれないが、動くと言うことを照明して見せたのだ。
「時間が止まるはずないだろ、こうして動いているのだから。もし止まっていたとしても、人がそれを感じ取るのは不可能だ。時間が動き出すまで全てが止まっているのだから、動き出したときも同様だ。人が時間のズレを感じるなんてできやしない」
完全に論破。ずっと閉じ込められていたことの腹いせとばかりに幼い少年に食って掛かった。
ちょっとやりすぎたかと、少年は泣いては居ないかと。
そっと少年のほうに目をやって見せたが、「ハァ」と少年は深くため息をついて見せた。
「な、なんだよ。その反応は、もっと子供らしい反応をしたらどうだ!?」
「子供だなんて、僕はもう百年以上もこうして生きているんだよ」
「嘘をつけ、100歳なんていったらもっと爺さんだ」
「はぁ・・・だからね、時間が止まったんだって」
「またそれか、大人をからかうんじゃない!」
時間が止まったなんて大嘘だ。
このガキ、何を考えてやがる。
「こんな時間に出歩いて、悪い子だ。とっとと家に帰りやがれ!それはこんなとこで遊んでいる場合じゃないんだ」
「こんな時間?今は朝だよ」
「は?夜明け前ってことか?」
「違うよ、まだ朝の9時だよ」
「嘘をつけ、辺りは真っ暗じゃないか!」
「だから、時間が止まったんだって!」
またかよ、話にならない。
俺は少年の襟元を掴んで持ち上げた。
「家はどこだ?連れ帰ってやる!」
「うわっ!ちょっと、ちょっと!」
「なんだ?ママに怒られたくなかったら本当のことを言え!」
「分かった!分かったよ!」
よし!手を離すと少年はバランスをくずしてドタンとその場にしりもちをついた。
「ちぇ、乱暴だな」そういって立ち上がると、ユニホームの襟元を指でなぞった。
「確かに、時間が止まったてのは正確じゃない、本当は時間の流れが曖昧になったんだ」
まだ言うかこの野郎と、一瞬カッとなったが、少年は今までと違い、妙に落ち着いた物言いに聞き入ってしまった。
「時間っていうのはね、川のように流れていくものだと思われていたのだけれどね、実はそうではなく、太陽光のように地球外から降り注ぐ、ある一定の力の様な物だという事が分かったんだ。それで研究者達はその力を防ぐ方法が分かれば[永遠]を手にできると思ったんだ。それでね・・・。」
「ちょっと待ってくれ、時間てのは物事の経過のことだろ?」
「うん、そしてそれを観測するために人は時計を作った。故に観測機であるはずの時計の動きが止まれば時間の流れも同様に止まり、かつ時計が逆回転を始めれば時間は戻るといつしかそう思うようになっていた。お兄さんがさっき言っていたことはそういう事だろ?」
「え?ああ、まあそう言う事か」
「でもね、違ったんだよ。時間ていうのは物事が変化するときに必要となる力だったんだ。そしてこの施設がその研究をしていた研究所があった場所さ、お兄さんが住んでいた実験アパートも同じ会社のものだよ」
振り返るとさっきまで俺の住んでいたアパートがある。入居するときは目隠しをされていたから分からなかったが、その外装は物々しいコンクリートで覆われた要塞のような風体だった。
徐々に少年の言っている事が真実味を帯びてきた。心底不気味だ。
さっきまでバカなことを言って注意を引こうとしているだけの不良少年だと思っていたが、語りだす少年の目は何かを悟りきったかのように深く澄んでいた。
「この辺りは何で廃墟なんだ。研究所は爆発でもしたのか?」
「ちがうよ、時間を止めたって事がばれてね、怒ったみんなが壊して回ったんだ。でもその前に研究所の人たちは逃げてしまったけれどね」
「どうして怒るんだ?永遠の命だろ?」
「永遠の命って事はさ、死ねないってことだから、神様の世界と断絶されてしまったってことなのさ」
「天国に行けないと、そう言う事か」
「人は人の世界で孤立してしまったってね。凄い騒ぎだったよ」
「おまえはずっとここに一人で?」
「うーん、最近はね。でも色々見て回っているよ」
「他の連中はどこに行った?」
「みんな朝の方を目指して行ってしまったよ」
そう言って少年は東の方を指差した。
地平線の彼方はそこはかとなく明るい。
朝か・・・ならばずっと部屋の小窓を見ていても夜だったのはそのためだったのか。
「永遠の、命か・・・」
「うん、どんな感じ?」
「うーん、そんなに嬉しくは思えない」
「やっぱりね、みんなそう言うよ。おかしいね」
「ゲノム手術しても最高で230歳までしか人間は生きられないって分かった時は世界中が落胆していたのに・・・」
気付けば俺も86歳、そろそろ二回目のゲノム手術をしようか悩んでいたところだったのに、まさかいきなり永遠の命だなんて・・・。
井戸が枯れないように必死で掘り返していたはずが、いきなりの大洪水。
「僕のお父さんはパイロットでね、ずーっと空の上なんだ。時間の影響が不安定だから、誰かが気付くまでずっと、ずーっと空の上を飛んでいるんだ」
「気付くまで?」
「うん、お兄さんも気付いたから部屋から出てきたんでしょ?」
確かに、窓を見上げて、ずっと夜で・・・。
て言うことは、つまり、俺は気付かないままあの部屋で100年近くを過ごしてきたというのか!?
「そうだよ」
さも当たり前のように少年は答えた。
なんてことだ!なんて無駄な時間を・・・あれ?いや、もはや時間は無限に存在するのか。止まったから無限。なんとも不思議な話だ。
「お兄さんはこれからどうするの?」
「分からない、正直、永遠なんていわれてもどうしていいか」
「あのね、もし死にたくなったら死神のナイフを持った人を探すと良いよ」
「死神のナイフ?」
「うん、時間が止まったその時に、人を殺していたナイフ。それを持った人が居るんだ」
「それ以外じゃ死ねないのか?」
「うん、この先の村にね、自殺しようとした人たちの村があってね、お化け屋敷みたいで楽しいよ」
うげ、絶対に行かないでおこう。
「それで、お前はどうするんだ?」
「僕はあっちの港町に行って見ようと思う。船に乗った人たちが戻ってくるかもしれないからね」
じゃあね、そう言って少年はあっさり走って行ってしまった。
少年が前に進むと、その下のひび割れ朽ちたアスファルトはバラバラと音を立てて以前の綺麗な舗装された道へと変貌し、少年が通った後でまたゴロゴロと音を立てて元通りのひび割れたアスファルト辺に戻っていった。
「時間が曖昧になっているんだ」
少年の言葉が頭をよぎる。
部屋に戻ってみるとしよう、ひょっとしたら、あの愛らしいキャラクターが、再び出迎えてくれるかもしれない・・・・・・。