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052 威厳ゼロ!?  ダークエルフ当主の恋バナ劇場

 最後の授業が終わり、ホームルームの時間になった。


「ルミナ先生、みんなの自己紹介はしないんですか?」


 生徒の一人が聞く。


「実習で討伐パーティーを組むから、ちょうどいいかしら」


 ルミナの言葉に、空気がピリッと引き締まった。



 ――自己紹介スタート。


「唯奈です、剣神シャリオンの加護を受けてます。よろしくお願いします!」


 彼女は軽く頭を下げた。

 聖剣を腰に携えた姿だけで、周囲の目が彼女に吸い寄せられる。


「ソードスキルを極めるためにここに来ました。皆さんと力を合わせ、最高の結果を出せるよう頑張ります!」


 次はフェリシア。


「精霊術の使い手です」


 優雅に微笑みながら自己紹介を続ける。


「パーティーのサポートを務めたいと思います」


 視線が集まる。


「シルヴァーナ。ダークエルフ王国の当主で、暗黒魔法の使い手です」


 立つだけで、空気が張り詰める。

 その瞳が周囲を鋭く見渡す。


 クラスメイトたちは息を呑んだ。


 そして、ロウィン。


「俺は時空魔法を使います」


 歓声が響き渡った。


「ファンです!」

「動画見ました!」

「どうやって時間戻すんですか!?」


 質問の嵐に、ルミナが一言。


「シルヴァーナとロウィンは婚約したのよね?」


 シルヴァーナ、赤面。

 深呼吸をひとつして口を開く。


「ノクシリオン様が言ったんですか? あの神様、私のプライベートを勝手に暴露するんです……ほんと、どうしようもないですね」


 教室は笑いに包まれた。


「まだ正式には言えませんけど……まあ、深い仲です」


 別の生徒が質問。


「どれくらい深いんですか!?」


 シルヴァーナ、ニヤリ。


「うふふ、どれくらいかって? それは私が責任を持って教えてあげますよ、えへへっ」


 笑い声がさらに大きくなる。


「結婚式の準備は?」


「まあ、ロウィンを勇者にするのに忙しくて、式場の選定どころじゃないんですけどね~。でも心配無用! 最高のサプライズ、考えてますよ。例えば……空中ダークドラゴンスカイダイビング式とか! どう? 空中で誓いのキスも……うふふ~」


 シルヴァーナの暴走っぷりに、教室は明るい雰囲気に包まれた。

 最後まで読んでいただき、ありがとうございました。

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