046 ポジティブ魔王シルヴァーナの妄想ひみつ日記5
こんにちは、シルヴァーナだよ!
今日はちょっとドキドキしすぎたかもしれない。屋敷でロウィンが美女たちに囲まれているのを見て、(えっ、何これ……!)って、心がざわついた。でも、彼が誰に優しくしていようと、最終的には私のもとに戻ってくる。
リリス、アルティア、ヴァルカ……どの子も魅力的で、自然とロウィンに近づいていく。焦りを感じないわけじゃないけど……。
でも、彼が困惑している顔を見て、思わず笑ってしまった。普段は落ち着いて頼りになるのに、あんな風に慌てるなんて可愛すぎる。(やっぱり私に気があるんだな)って、内心ほっとしてしまう。
リリスが微笑みかけた時、(うっ……)って胸が詰まったけど、ロウィンが照れくさそうに目を逸らしたのを見て安心した。素直で、不器用で、でもそこが彼らしくて愛おしい。
アルティアと話しているときは、正直驚いた。彼女の魅力は堂々としてて圧がある。でも、ロウィンが少し頬を赤くしたとき、城に風穴を開けそうになった。
ヴァルカがぐいぐい話しかけたときも不安になったけど、彼が距離を取ろうとしているのを見て、いろんな心配がふっとんだ。
確かに私は少しヤキモチ焼きなのかもしれない。でも、それだけロウィンが大切なんだと思う。他の誰が近づいても、彼の視線は私に向いている。
だから今は、彼と二人きりの時間を大切にしたい。もっとたくさんの思い出を増やして、誰にも負けない関係を築いていきたい。また試練が訪れても、笑顔で乗り越えてみせる。そうやって、これからもロウィンと歩んでいくんだ。
何があっても、信じてるから。
ここまで読んでくれて、本当にありがとう。あなたがいてくれるだけで、私は強くなれるの。……これからも、そばにいてくれると嬉しいわ!