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「うぁあおっきーねー!」
セレナが目の前にある巨大な門と天まで届く塔をみて
思わず口に出す。
「これは…。すごいな」
「「うん」」
どう原理か知らないがすぐそこに行くまでは何も無かったのだが目の前に行くと急に巨大な塔が現れた。
白亜の塔でどこまでも続くのか検討すらつかないような
ダンジョン。ダンジョンを作った彼はその異質さに体を無意識に震わせた。
(いや、これは…。ありえないだろ。ダンジョンを1回作ったから分かる。こんなバカでかい塔とかどうやったら作るんだ)
そもそもダンジョンとは、生命体いわゆる人間 魔物を殺さなければ大きくすることが出来ない。それなのにこの塔は
ありえないほどの巨大だった。いくつの生命を滅ぼせばこのような塔になるか検討がつかないのだ。それと同時にこの塔を支配したらどれほどの利益があるか思うだけで気分があがる。
「もしかして、ルックビビってるんか?」
「あぁこんなでかい塔が倒れたらヤベーなってな」
「そっちかよ」
「ふふ、ルックが冗談を言うなんてなんか変な感じだね」
「そうか?」
「確かにーそうですね〜」
ルックの言葉を冗談ととらえたようだ。
「よし、行こう!」
「おぅ!」
「はーい!」
「うん!」
扉に手を当て魔力を流すと大きな扉がゴゴゴと音を鳴らしながら開いた。入るとそこに思わずイメージが崩されるような場所だった。辺り一面に広がる大自然。
そして奥には大きな山脈が広がり魔物と思われる鳥が飛んでいた。中央には大きな柱が上に伸びており青い空を突き抜けていた。
「まさか2回も驚かされるなんて…」
「確かにな。一応亜空間袋持ってきてよかったな。」
「確かにそうですね」
「ふふーこれぐらい当たり前ですよー。ダンジョンとは魔物との戦いではないですからねー」
ノアがそういうのは当たり前だ。新人冒険者はダンジョンの恐ろしさを知らない。魔物が怖いのは当たり前だが、
その環境も恐怖のうちにはいる。場所によっては、極寒
暴風 業火 落雷 重力場など普段の環境とは全く違う場合もあるのだから。環境が違えばとうぜん魔力の使い方も変わってくるのだ。そのためには、ダンジョンのことをよく調べ対策する必要ようがある。
「10階毎に転移陣があって1階に行けるらしいのですがー強敵などに合えば一日で10階下がったり上がったり出来なくなる可能性がありますからね〜」
「あぁ特にこのダンジョンは中層に行けば魔物も強いし環境も変わるっていうからね。何日潜ることになるか分からないけどやることはいつもと変わらずにやろう!」
「楽しみだな」
「えぇそうですね」
これからこの広大なダンジョンに調節することに各々胸を高鳴らせ大自然を眺める。
ここに来た冒険者は誰もがこの夢のような世界を見て思ったかも知らない…。
中層に登るまで…。




