はじめに
SEと言えば、プログラム言語を自由自在に操って、何もないところからシステムやアプリを作るけれど、納期や顧客の圧にやられて大変ブラックな感じと思っている人が大半だと思います。でも、SEと呼ばれる人の範囲は作る人だけじゃない。数年前にダンスが流行ったドラマの男主人公のような仕事もあるし、ツールの利用受付をする仕事もあります。普通に利用するために必要なこと、初めから終わりまでの多種多様な仕事をする人すべてがSEです。
少し話が大きくなってしまいましたが、この話では基本的に『システムが出来上がる頃、利用者が使い始める前』から後の仕事をしている人たちの話になります。いわゆる「運用系」と呼ばれる仕事です。「運用系」の業務もやはり多岐に渡りますが、簡単に言うとシステムが動き始めるときから動き始める仕事です。具体的に表すなら、システムで困ったことが起きたら何とかする人でしょうか。
僕はどんな会社にも、僕たちのような人がいると思っています。大きな会社なら、専門の部署や特化した子会社が。そこまで大きくない会社でも、「ツールやアプリで困ったらこの人に聞け!」みたいなそういう人がいるのではないでしょうか。
僕たちの部署はそういう困ったことが起きたら真っ先に尋ねられる人たちがいます。「困った。」の声を聞き取って、何が「困った。」なのかを明確にして次の人へ渡す人たちがいます。「困った。」を調べて原因を解決させる人もいます。
“日常の当たり前が当たり前のように動くために”仕事をする、そんな僕たちの日常です。