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宝船

作者: 昼咲月見草

ユークイ ユークイ ユークイニガイ


海からくるもの 祝い歌


綾船 (そら)船 宝船


悪しきものらは断ち切りて


祝いて栄えて我らが宴


今宵は満月 誉れの()にて


船が来る 船が来る


未来を寿ぎ船が来る


涙を晴らせ 雲間に晴らせ


幸いばかりの良き世が来ると


船は歌いて 風が吹く



風とともに届くもの


(うま)し香りと 佳き願い


妬み嫉みは裏返る 南天実りて裏返る


紅い実輝く 宴の美酒に


風が吹く 風が吹く


過去を赦して風が吹く


不幸を散らせ 災い散らせ


笑顔ばかりの()き世が来ると


風は叫んで 愛が降る



愛降る今日に変わるもの


溢れる富と 家族の幸い


子孫繁栄、健康長寿 大願成就に世界の平和


千両万両 紅い実つけて


鳥は歌いてこの世の春を


愛が降る 愛が降る


神世を呼んで愛が降る


全ては巡る 全てを恵む


満ちてばかりの善き世が来ると


愛は与えて 船降ろす



物種 花種 財貨に宝具


形あるものないもの載せて


希望 繁栄 財運 名誉


待たせた、待たせた、苦労をさせた


全てを取らせる 全てを与える


船は次々やってくる


ユークイ ユークイ ユークイニガイ


祝いに人の子 舞をひとさし


礼に人の子 歌を一曲


次々 次々 船が来る


世界を祝って船が来る


神々喜び酒を飲む


終わる事なき祝いの席に


神々人の子酒酌み交わす


舞って歌って美酒は(よろこび)尽きぬと




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