20200510
家族といるのがしんどい僕。
皆さんはサイダーの海を想像したことはありますか?
ここに出てくるサイダーの海は僕の中の想像で作り出した海。
みんなが知っているあの味がするサイダーの海に僕は落ちて溺れて海に溶ける。
そんな想像をするのです。
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2020510
今日は母の日。
僕は家族といるのがとことん苦手です。
だからか今日もお母さんに何かをしてあげれた訳でもなくて、早く一日が終わらないかと思いながら過ごした。
今日も、家に電話がかかってくる。
「もしもし。」
「あ、もえな?お母さんに変わって」
そういつもどうりの会話でおばあちゃんに代わる。
「もしもし?……」
2人の会話をボリュームMAXの子機が楽しそうに流す。
そんな中私は自室に戻り、勉強を再開する。
ここはお母さんの実家で休日にはバイトの関係で泊まらせてもらっている。
自室もあって便利だけれど、机と椅子と布団があるだけの部屋なのでちょっと寂しい。
「もえなー!」
とおばあちゃんの大きな声が聞こえて直ぐに子機を代わる
「どうしたの?」
「ちゃんとあんた勉強してんの?今のご時世ちゃんと勉強しないと…」
うん、うん、わかってるよ。
と会話をするが、ちゃんと朝から机に向かっているのにと反発心で口が走る
「ちゃんと勉強しているのにそういう言い方は用ないと思うよ」
こう言えば最後だ。
母の日なのに喧嘩電話をしてその日は子機を戻した。
お母さんの仕事の大変さもわかっているつもりだ。
だけれど、お母さんが口癖のように言っている「みんな疲れているのは同じ」っていう言葉の意味を考えさせられる。
お母さんが嫌いな子供は世界にどれぐらいいるんだろう。