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恋と自意識と人生と。

作者: 春山 寛太郎

こういう話をしたら仲良くなるだろう、とか、こういう行動を取ったら好かれるだろう、とか、こういう意見を持てば反感を買わないだろう、とか、こういう態度を取ればモテるだろう、とか。


肥大化する自意識が自分という包みを破って爆発する。

今日以降常勝軍団結成!逆に逆じゃない。

自己肯定感が欲しい。自分が自分でいることの満足を!


このような場面で、適切な一言とか、このような場所ではこのような服装、とか、こういう雰囲気になったからこうしよう、とか。

過度に空気を読み、相手の反応を伺い、評価を気にして過ごす世界のなんて平穏で無事で安心で楽チンなことよ。

あー、めんど。


肥大化する自意識が自分という包みを破って爆発する!


男というのは射精という行為を通して、社会に対する不満をぶちまけているのである。

生殖にも繋がらない一切無駄な行為だと思われる行為こそ、社会に対するアンチテーゼなのである。

ただ、それすらも想定されているのであればアパシー。


今日以降常勝軍団結成!逆に逆じゃない!


人の人生。自分の人生。いろいろな人生があるけれど、価値としては一緒。だから、過度に自分の人生や自分を大切にしなくたっていいよね。

同じ価値なんだし。自分の人生に興味なくすのだって、立派な生き方だよ。逃げじゃなくて積極的な意味で。

逆に、客観化すれば何だってできる。うん、なんだってね。


自己肯定感が欲しい。自分が自分でいることの満足を!


自分の人生に過度に期待しないこと、自分の感情に過度に与しないこと、良い意味での諦め、快楽的に生きること、怠惰になること、頑張ること、人のために尽くすこと、それを決めること。


自分の人生に意味はないとしてしまったとしても、何らかの軌跡を残したいと思う。

どうしようも、ホントにどうしようもないほどの怒りがわかない。どうでもよくなってしまう。


虚構の世界をあえて構築、振る舞う、そして破壊


恋に落ちないように慎重になり過ぎてしまっている。

誰のために恋をするのか。見栄、寂しさを紛らわすため、モテたい。

相手との構築での恋でなくて、自分本位の恋。


恋人という概念を脱構築する。

イニシエーションを通さなくても、実質的に恋人であるということ。


未来への杞憂から自殺したい。


同じ会話、同じ反応、同じやり取り、同じ課題、同じ解決策、繰り返し、繰り返し、毎日がセルフプレジャー、毎日がハッピーオナニータイム。


感情表現ができなくなる。自分の感情がわからなくなる。嬉しいのか、悲しいのか、求めてるのか、求めてないのか。やりたいのか、やりたくないのか、やれないのか、やれないとわかることがこわいのか。


誰にも共感されない感覚。共感されたくない。ほっといてくれ。

建前における感覚。

相手が求めることばかりを言うという空虚感。

自分に対する期待が高いのか。期待と現実とのギャップに落ち込む過剰意識。頼む、ほっといてくれ。


何をしたいのか、何を行うべきなのか、何が好きなのか、何が嫌いなのか、何に求められるのか、何をしなければならないのか、何とは何なのか、何になりたいのか、何になれるのか、何なのか、何なのか、なんなのか、何なのか、何なのか何なのか何なのか全然わかんない。

何という字がゲシュタルト崩壊して、何が何すらも分からなくなる。何。何。何。何。何。何。何。何。何。何。何。何。何。何。何。何。何。何。何。何。何。何。何。何。何。何。何。何。何。何。何。何。何。何。何。何。何。何。何。何。何。何。何。何。何。何。何。何。何。何。何。何。何。何。何。何。何。何。何。何。何。何。何。何。何。何。何。何。何。何。何。何。何。何。何。何。何。何。何。何。


恋の極意が相手を落とすことだとしたら、自分は向いていないのかもしれない。相手が落ちないように、落ちて怪我をしないようにひたすら穴を埋めてしまうのだから。


肥大化する自意識が自分という包みを破って爆発する。

今日以降常勝軍団結成!逆に逆じゃない。

自己肯定感が欲しい。自分が自分でいることの満足。そう、まん足。


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